学科試験2は逐語記録に関する試験です。
試験は逐語の長文が2題出ます。内容について、それぞれ10問の選択肢問題があります。
時間は1時間ですが、あっという間に終わってしまいますので、かなり焦ります。私は見直す時間は全くありませんでした。
産業カウンセラー講座では、前後の文脈はあまり考えずに、考えられる応答をすべて書き出すと正解がもらえていたかと思います。
ですが、試験では少し違います。前後の文脈から、回答を導き出さなくてはなりません。時間内にしっかり回答していくにはちょっとしたコツが必要です。
このちょっとしたコツを、私なりに紹介します。
①最初から文章をすべて読まないこと。先に選択肢を見て、該当する部分までを読みます。最後まで先に読んでしまうと、展開が見えてしまって答えに迷いが出てしまいますし、読み直す時間がもったいないです。
②文章の表現の中からクライエントの気持ちを表しているものをチェックして、クライエントの気持ちを正確につかみましょう。
例えば、「わかってもらえていない」「つらい」「嫌になる」「我慢できない」「もう限界」などです。それから、沈黙「・・・」のところも感情が隠れている場合があるのでその周辺をもう一度読み直してみましょう。
③選択肢の中でクライエントの気持ちの表現をチェックしましょう。カウンセラーがクライエントの気持ちに沿って応答しているかを確認します。次に、何に対しての気持ちの表現かを考えていきます。このように選択肢の中から少しずつ絞っていきます。
④カウンセラーの準拠枠によって応答している選択肢に注意します。まちがっているものを選ぶ場合ばOKです。
⑤それでも最後に迷った場合は、自分がカウンセラーならどうするかという視点でもう一度選択肢をながめてみましょう。最初にピンときたものが正解であることも多いです。
厳選問題集は4題のうち2題しか回答が載っていませんが、紹介したコツに注意しながら何度も解いていると、自分なりに解き方がわかってきます。私も、一番最初に問題を解いたときは間違いだらけでした。でも、①から⑤の流れで繰り返すうちに分かるようになってきましたよ。
みなさん、あきらめずに頑張ってくださいね。
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