産業カウンセラー講座も後半戦突入ですね。
試験についても少しずつ話題になってきているのではないでしょうか。
問題集を解き始めている話を聞いて焦っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私もそうでした。
でも、焦らなくても大丈夫です。
勉強の仕方は人それぞれです。早めに始めたほうが安心できる人もいるでしょう。自分の性格に合わせて取り組むのが一番です。あれもこれも始めてしまうと、結局すべてが中途半端になってしまうので、まずは目の前のことを一つずつ確実にクリアしていくことをお勧めします。試験勉強は10月過ぎてからでも大丈夫。この講座をしっかり終えられることを目標としましょう。
さて、今日はノーが言えないという悩みを抱えている男性のDVDを視聴して、カウンセリングのプロセスを考える課題に取り組みます。
このDVDは講座の最初に視聴しているのですが、2回目の今回はカウンセリングのプロセスに着目して視聴することが目的となります。
ですので、課題では①リレーションづくり②問題の把握③目標の設定④目標の達成~終結 についてカウンセラーのかかわりとあなたがクライエントについて感じたことをまとめていくことになります。
今回も少しだけ私の回答を紹介します。
①リレーションつくり
(COのかかわりについて)
CLのペースに合わせ、ゆっくりとした対応を行い、CLが安心して語れる場を提供している。カウンセリングの目的をしっかりと伝え、傾聴の姿勢でCLの話をじっくり聞いている。受容的なかかわり。
(CLに感じたこと)
2回目まではメモをもとに話し、緊張や不安がある。COの応答に対して言い換えたり、自信が持てない印象を受けた。3回目からはメモもなく自分の話したいことを話しており信頼関係が深まっている。安心感を得ている。
②問題の把握
(COのかかわりについて)
傾聴の姿勢は継続。CLの気づきや経験を批判することなく、急がずゆっくりかかわっている。受容的にかかわりつつ、COも自分の感じたことをCLの言葉を引用しながら伝えている。COも自己開示している。
(CLの抱える問題)
相手の思いや期待を優先して自分の気持ちを後回しにしてしまい嫌と言えない。また、自分の気持ちを伝えると嫌われたり、見捨てられてしまうと考えており、そうなることを恐れている。
③目標の設定
(COのかかわりについて)
肯定的なCOには嫌と言えるのはなぜなのか、一緒に考えたり、CLの変わりたいという気持ちを再確認したり、積極的なかかわりに変化している。目標設定では実生活の中で行えそうなことを具体的に考えたり、その結果を振り返りフォローし支持的にかかわっている。
(CLは何を目標としたか)
自分の気持ちを大切にする。親にノーと言ってみる。家の中で自分の考えを伝えたり自分で考えて行動する。
④目標の達成~終結
(COのかかわりについて)
CLの気持ちを確認したり、実行が単発で終わってしまわないように支持的に応援するような態度をとっている。受容的なかかわりを続けながら、方向性を示しつつ肯定的な印象をフィードバックしている。
⑤DVDをみて感じたことを述べてください
緊張、不安、自信のなさそうなCLが、COの技法にのっとった丁寧なかかわりで自分自身の問題に気づき、自ら行動し、変化を実感できるまでになったことに対して感動した。・・・・・
以上、ごく一部を紹介しました。テキストのカウンセリングのプロセスをよく読みながら、課題に取り組んでくださいね。特に感想は自分の感じたことを素直に記載することが大切ですよ。
私は、実際はこんなにスムーズなのかというようなことを書いたところ、指導者の方から、「事例は実話でプロのカウンセラーはこんな感じです。目標にされるといいですよ」とコメントをいただきました。
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