2015年8月28日金曜日

ストレスチェック制度

今年の12月から50人以上の事業所にはストレスチェックを行う事が義務化されました。50人未満の事業所は当面努力義務となります。

試験にも出るかもしれませんので、しっかり押さえておきたいですね。

<ポイント1>
対象となるのは「従業員50人以上の事業場」従業員にはパートやアルバイトも含まれます。

50人未満の場合は当分の間、あくまで「努力義務」です。実施しなくても問題ありません。

<ポイント2>
ストレスチェックは毎年1回行わなければいけません。

<ポイント3>
ストレスチェックを実施できるのは、以下のいずれかの者です。
1.医師
2.保健師
3.一定の条件を備えた看護師又は精神保健福祉士

ポイント1を満たす事業場には、もともと「産業医」の選任義務が課されているので、その産業医がストレスチェック実施者となるのが望ましいです。

<ポイント4>
事業者にはストレスチェックの実施義務が課されますが、従業員はストレスチェックを受けるかどうかは任意となります。また、事業者はその結果内容については従業員の同意がなければ知ることができません。

<ポイント5>
ストレスチェックの結果、「高ストレス状態」にあると判定された従業員から申し出があった場合、医師による面接指導を受けさせなければいけません。

以上、大きなポイントを記載しました。

この制度の目的は「うつ病の予防対策」です。セルフケアを行えるよう、従業員が気づける事が大切です。決して、病気の従業員を洗い出す事が目的ではないので、注意しましょう。

2015年3月5日木曜日

産業カウンセラー試験合格発表

3月に入りましたが、まだまだ寒い日が続きますね。
1月に試験が終わり、予定では今日から合格通知の発送が始まりますね。1年前にドキドキしながら待っていたのを思い出します。
合格通知というと、書留や速達でくるものと思い込んでいましたが、昨年は普通郵便でした。あまりの薄さに、届いた時はダメだと思いました。
昨年はこんな感じです↓



2014年12月21日日曜日

お世話になったYさんへ

今日の新聞でお世話になったYさんの家族写真が掲載されていました。
懐かしいなと思いながら読んだ内容はご主人から妻のYさんへあてた手紙でした。Yさんは先月62歳でお亡くなりになったそうです。Yさんは前職場でとてもお世話になった方で、亡くなったなんて全く知りませんでした。

Yさんは、当時は助手さんとして勤務していて、作業療法の処方箋を作業療法室に届けてくださる方で、それで親しくなり、お昼休みにはいつも楽しくお茶を飲んだものでした。新人だった私に、病棟の人間関係を教えて下さったり、医師に叱られて落ち込んでいると、気にしないように励まして下さったり、本当にお世話になりました。私が退職する少し前に看護師さんになられたのではなかったかな。本当に元気な方だったので、正直信じられません。

その手紙には、50歳になって看護師の免許をとり、入院前日までお仕事をされていた事が書かれてありました。Yさんらしいなと思います。そして、四十九日に娘さんの結婚式だそうです。
家族写真には10年前とかわらず、優しく笑っているYさんが写っていました。

前職場を退職してから毎年のように年賀状のやりとりはしていたのですが、今年は祖父の他界に伴い年賀状を出していませんでした。昨年のYさんからの年賀状が最後になりました。とても残念です。

夢を諦めず、毎日を精一杯生きたYさんのご冥福をお祈りいたします。合掌。



2014年12月7日日曜日

学科試験2のコツ

学科試験2は逐語記録に関する試験です。
試験は逐語の長文が2題出ます。内容について、それぞれ10問の選択肢問題があります。
時間は1時間ですが、あっという間に終わってしまいますので、かなり焦ります。私は見直す時間は全くありませんでした。

産業カウンセラー講座では、前後の文脈はあまり考えずに、考えられる応答をすべて書き出すと正解がもらえていたかと思います。
ですが、試験では少し違います。前後の文脈から、回答を導き出さなくてはなりません。時間内にしっかり回答していくにはちょっとしたコツが必要です。

このちょっとしたコツを、私なりに紹介します。

①最初から文章をすべて読まないこと。先に選択肢を見て、該当する部分までを読みます。最後まで先に読んでしまうと、展開が見えてしまって答えに迷いが出てしまいますし、読み直す時間がもったいないです。

②文章の表現の中からクライエントの気持ちを表しているものをチェックして、クライエントの気持ちを正確につかみましょう。
例えば、「わかってもらえていない」「つらい」「嫌になる」「我慢できない」「もう限界」などです。それから、沈黙「・・・」のところも感情が隠れている場合があるのでその周辺をもう一度読み直してみましょう。

③選択肢の中でクライエントの気持ちの表現をチェックしましょう。カウンセラーがクライエントの気持ちに沿って応答しているかを確認します。次に、何に対しての気持ちの表現かを考えていきます。このように選択肢の中から少しずつ絞っていきます。

④カウンセラーの準拠枠によって応答している選択肢に注意します。まちがっているものを選ぶ場合ばOKです。

⑤それでも最後に迷った場合は、自分がカウンセラーならどうするかという視点でもう一度選択肢をながめてみましょう。最初にピンときたものが正解であることも多いです。

厳選問題集は4題のうち2題しか回答が載っていませんが、紹介したコツに注意しながら何度も解いていると、自分なりに解き方がわかってきます。私も、一番最初に問題を解いたときは間違いだらけでした。でも、①から⑤の流れで繰り返すうちに分かるようになってきましたよ。

みなさん、あきらめずに頑張ってくださいね。

2014年11月28日金曜日

マナー講習

昨日は知人に誘われて、ある美容室のマナー講習に参加させていただきました。◯回シリーズの初回のみの参加でしたが、とても勉強になりました。

講師は岡田沙織さんという方で、マナー講習だけでなく、カウンセリングなども行なっているそうです。聞き手がどんどん引き付けられるような話術で、とてもキラキラしていてチャーミングな方でした。さらに、オーラが見えるとのこと。

今日は初回だったので、接客とはどういうものなのか、良い接客ができるために必要な事は何かというお話が中心でした。接客業だけにとどまらず、日頃のコミュニケーションやカウンセリング業務にもとても役立つ内容だったので、少しだけ、紹介したいと思います。

接客・サービスとは
当たり前のことだけをやっていては、お客様は喜びません。当たり前のサービスは大前提(できて当然)。お客様の期待以上のサービスがホスピタリティです。自分にとってはたくさんいるお客様の中の一人であり、一日の仕事の中の一コマかもしれませんが、お客様にとっては特別な大切な時間です。目の前のお客様にこれ以上ないくらいのサービスを行いましょう。
自分の職場が好きで、楽しく働けなければ、良い接客はできません。そのためにはセルフケアが大切です。

*カウンセラーの基本的姿勢と同じですね。クライエントは何かを期待して相談にいらっしゃるはずです。目の前のクライエントに寄り添い、じっくり向き合うことが大切です。
*カウンセラーの使命である「人間尊重を基本理念として個人の尊厳と人格を最大限に尊重し、深い信頼関係を築いて勤労者に役立つこと」も覚えておきましょう。(試験に出ますよ!)

 

接客のポイント
①相手を肯定する(認める)
②相手の存在価値を認める
③相手の優越感を満たす(特別な存在であることを示す)

*①②はカウンセリングの基本的態度に通じるものですね。③はカウンセリング中はクライアントだけにじっくり時間を使うことがこれにあたるのではないでしょうか。


セルフケアの重要性
いつも笑顔を求められる接客業は自分自身が健康でいることが大切です。
自分をいたわること、認めることが大切です。
ポジティブ思考でいなければいけないということはありません。自分がネガティブな感情になっていることを受け入れる、認める、感じることもとても大切です。自分のすべてを大切に扱いましょう。

*カウンセリングもクライアントの話をじっくり聴くためには健康でなければいけませんね。「ありのまま」「あるがまま」を受け入れること。
*接客業に限らず対人援助職に携わっている方々にあてはまります。


プロ意識を持つ
新人であっても、お給料をもらって働いている以上、立派なプロです。お客様から見れば、勤務年数は関係ありません。同じ会社の人なのです。


簡単にまとめましたが、具体的な事例を交えながらとても分かりやすく教えていただきました。若い女の子が中心の講習だったので、恋愛の事例が多かったです。でも、聞き手に合わせた事例なので、皆引き付けられていました。さすがプロだな思います。
私もリワーク支援の講習や相談では、利用者の仕事内容や立場、興味に即したことをよく事例に出すように心がけています。どんな職業でも、相手のニーズに合わせた対応というのが大切なのだなと改めて感じました。

今回講習を受けて、サービスというものについて改めて考えさせられたのと、私自身、セルフケアできてるかな?と考えるきっかけになりました。

講習していただいた岡田先生、企画してくださったお店のオーナー、誘ってくれた知人にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

最後に、先生は当たり前のことは当たり前ではない、どんな些細なことであっても感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。そうすれば幸せに満たされるのだとおっしゃっていましたよ。私の曽祖母も同じ事をいつも言っていたのを思い出しました。

さて、皆さんは今日は何回のありがとうを言いましたか?




 

2014年11月17日月曜日

産業カウンセラー受験に向けて

産業カウンセラー養成講座も終わり、そろそろ、実技免除のお知らせが届く時期でしょうか。
免除されたからといって、必ず試験に合格できるというわけではありませんが、実技が免除されるとメンタル的には楽になりますね。

さて、11月19日(水)から受験の申し込みが始まります。受験をされる方は、早めに申込みしましょう。書類の不備がないように、何度も確認して申込んでください。

あとは、1月25日の試験当日に向けて勉強すること、コンディションを整えることが大切です。

勉強の仕方については、今後、少しずつ紹介できたらと考えています。
ちなみに、テキストは、最低でも3回は読みましょう。テキストだけで大丈夫なのかと心配になると思いますが、私自身は協会が販売している問題集とテキストだけで合格できました。
ただ、読むというだけではなく、関連するページや関連する人物、法律など覚えるくらい書き込みながら勉強しました。テキストに載っていないけれど、問題集には載っている内容などもあるので、自分なりに関連付けて考えてみましょう。

まだまだ試験まで2か月ありますので、みなさん頑張ってくださいね。

2014年9月30日火曜日

産業カウンセラー講座体験⑧

10月に入ると面接実習も後期Ⅲに入りますね。後期Ⅱまではカウンセリングのプロセスの中でも見立てや問題の把握、カウンセリングの方針を立てて実践することが目標だったと思います。

さて、後期Ⅲではキャリアカウンセリングを体験します。体験レベルなので、ちょっとしたロールプレイをします。産業カウンセラーは、キャリアの視点も必要になるので、この面接実習で体験できるというのはとても良いことだと思います。興味を持たれた方は次のステップのキャリアコンサルタントを目指されるとよいですよ。

しかし、後期Ⅲでは、もっと大切なことが最後に待っています。これは昨年から新しく導入された内容らしいのですが・・・。
何をするかというと、この養成講座のまとめです。自分がこの養成講座で何を学び、何を感じ、どんなことに気付いたのか、そして、資格を取った後、どのように活かしたいと考えているのか。自分の目標や課題を一人7分程度発表します。これが養成講座の最終日にあります。

私は、養成講座を受けようと思ったきっかけや実習中に気付かせていただいた癖など発表しました。夢については漠然としていましたので、日頃からこんなこんなことができたらいいなと思っていることを発表しました。

進路が決まっている方は自信をもって発表したらよいと思います。漠然としている方も心配はいりません。漠然としているということを素直に発表できればよいと思います。一緒に受講した同期の仲間の中には試験を受けるかどうかさえも迷っている人もいました。ですので、飾らず、自分の思いをしっかり伝えられれば大丈夫です。

ぜひ、頑張ってまとめてみてくださいね。