2014年12月21日日曜日

お世話になったYさんへ

今日の新聞でお世話になったYさんの家族写真が掲載されていました。
懐かしいなと思いながら読んだ内容はご主人から妻のYさんへあてた手紙でした。Yさんは先月62歳でお亡くなりになったそうです。Yさんは前職場でとてもお世話になった方で、亡くなったなんて全く知りませんでした。

Yさんは、当時は助手さんとして勤務していて、作業療法の処方箋を作業療法室に届けてくださる方で、それで親しくなり、お昼休みにはいつも楽しくお茶を飲んだものでした。新人だった私に、病棟の人間関係を教えて下さったり、医師に叱られて落ち込んでいると、気にしないように励まして下さったり、本当にお世話になりました。私が退職する少し前に看護師さんになられたのではなかったかな。本当に元気な方だったので、正直信じられません。

その手紙には、50歳になって看護師の免許をとり、入院前日までお仕事をされていた事が書かれてありました。Yさんらしいなと思います。そして、四十九日に娘さんの結婚式だそうです。
家族写真には10年前とかわらず、優しく笑っているYさんが写っていました。

前職場を退職してから毎年のように年賀状のやりとりはしていたのですが、今年は祖父の他界に伴い年賀状を出していませんでした。昨年のYさんからの年賀状が最後になりました。とても残念です。

夢を諦めず、毎日を精一杯生きたYさんのご冥福をお祈りいたします。合掌。



2014年12月7日日曜日

学科試験2のコツ

学科試験2は逐語記録に関する試験です。
試験は逐語の長文が2題出ます。内容について、それぞれ10問の選択肢問題があります。
時間は1時間ですが、あっという間に終わってしまいますので、かなり焦ります。私は見直す時間は全くありませんでした。

産業カウンセラー講座では、前後の文脈はあまり考えずに、考えられる応答をすべて書き出すと正解がもらえていたかと思います。
ですが、試験では少し違います。前後の文脈から、回答を導き出さなくてはなりません。時間内にしっかり回答していくにはちょっとしたコツが必要です。

このちょっとしたコツを、私なりに紹介します。

①最初から文章をすべて読まないこと。先に選択肢を見て、該当する部分までを読みます。最後まで先に読んでしまうと、展開が見えてしまって答えに迷いが出てしまいますし、読み直す時間がもったいないです。

②文章の表現の中からクライエントの気持ちを表しているものをチェックして、クライエントの気持ちを正確につかみましょう。
例えば、「わかってもらえていない」「つらい」「嫌になる」「我慢できない」「もう限界」などです。それから、沈黙「・・・」のところも感情が隠れている場合があるのでその周辺をもう一度読み直してみましょう。

③選択肢の中でクライエントの気持ちの表現をチェックしましょう。カウンセラーがクライエントの気持ちに沿って応答しているかを確認します。次に、何に対しての気持ちの表現かを考えていきます。このように選択肢の中から少しずつ絞っていきます。

④カウンセラーの準拠枠によって応答している選択肢に注意します。まちがっているものを選ぶ場合ばOKです。

⑤それでも最後に迷った場合は、自分がカウンセラーならどうするかという視点でもう一度選択肢をながめてみましょう。最初にピンときたものが正解であることも多いです。

厳選問題集は4題のうち2題しか回答が載っていませんが、紹介したコツに注意しながら何度も解いていると、自分なりに解き方がわかってきます。私も、一番最初に問題を解いたときは間違いだらけでした。でも、①から⑤の流れで繰り返すうちに分かるようになってきましたよ。

みなさん、あきらめずに頑張ってくださいね。