懐かしいなと思いながら読んだ内容はご主人から妻のYさんへあてた手紙でした。Yさんは先月62歳でお亡くなりになったそうです。Yさんは前職場でとてもお世話になった方で、亡くなったなんて全く知りませんでした。
Yさんは、当時は助手さんとして勤務していて、作業療法の処方箋を作業療法室に届けてくださる方で、それで親しくなり、お昼休みにはいつも楽しくお茶を飲んだものでした。新人だった私に、病棟の人間関係を教えて下さったり、医師に叱られて落ち込んでいると、気にしないように励まして下さったり、本当にお世話になりました。私が退職する少し前に看護師さんになられたのではなかったかな。本当に元気な方だったので、正直信じられません。
その手紙には、50歳になって看護師の免許をとり、入院前日までお仕事をされていた事が書かれてありました。Yさんらしいなと思います。そして、四十九日に娘さんの結婚式だそうです。
家族写真には10年前とかわらず、優しく笑っているYさんが写っていました。
前職場を退職してから毎年のように年賀状のやりとりはしていたのですが、今年は祖父の他界に伴い年賀状を出していませんでした。昨年のYさんからの年賀状が最後になりました。とても残念です。
夢を諦めず、毎日を精一杯生きたYさんのご冥福をお祈りいたします。合掌。