2014年12月21日日曜日

お世話になったYさんへ

今日の新聞でお世話になったYさんの家族写真が掲載されていました。
懐かしいなと思いながら読んだ内容はご主人から妻のYさんへあてた手紙でした。Yさんは先月62歳でお亡くなりになったそうです。Yさんは前職場でとてもお世話になった方で、亡くなったなんて全く知りませんでした。

Yさんは、当時は助手さんとして勤務していて、作業療法の処方箋を作業療法室に届けてくださる方で、それで親しくなり、お昼休みにはいつも楽しくお茶を飲んだものでした。新人だった私に、病棟の人間関係を教えて下さったり、医師に叱られて落ち込んでいると、気にしないように励まして下さったり、本当にお世話になりました。私が退職する少し前に看護師さんになられたのではなかったかな。本当に元気な方だったので、正直信じられません。

その手紙には、50歳になって看護師の免許をとり、入院前日までお仕事をされていた事が書かれてありました。Yさんらしいなと思います。そして、四十九日に娘さんの結婚式だそうです。
家族写真には10年前とかわらず、優しく笑っているYさんが写っていました。

前職場を退職してから毎年のように年賀状のやりとりはしていたのですが、今年は祖父の他界に伴い年賀状を出していませんでした。昨年のYさんからの年賀状が最後になりました。とても残念です。

夢を諦めず、毎日を精一杯生きたYさんのご冥福をお祈りいたします。合掌。



2014年12月7日日曜日

学科試験2のコツ

学科試験2は逐語記録に関する試験です。
試験は逐語の長文が2題出ます。内容について、それぞれ10問の選択肢問題があります。
時間は1時間ですが、あっという間に終わってしまいますので、かなり焦ります。私は見直す時間は全くありませんでした。

産業カウンセラー講座では、前後の文脈はあまり考えずに、考えられる応答をすべて書き出すと正解がもらえていたかと思います。
ですが、試験では少し違います。前後の文脈から、回答を導き出さなくてはなりません。時間内にしっかり回答していくにはちょっとしたコツが必要です。

このちょっとしたコツを、私なりに紹介します。

①最初から文章をすべて読まないこと。先に選択肢を見て、該当する部分までを読みます。最後まで先に読んでしまうと、展開が見えてしまって答えに迷いが出てしまいますし、読み直す時間がもったいないです。

②文章の表現の中からクライエントの気持ちを表しているものをチェックして、クライエントの気持ちを正確につかみましょう。
例えば、「わかってもらえていない」「つらい」「嫌になる」「我慢できない」「もう限界」などです。それから、沈黙「・・・」のところも感情が隠れている場合があるのでその周辺をもう一度読み直してみましょう。

③選択肢の中でクライエントの気持ちの表現をチェックしましょう。カウンセラーがクライエントの気持ちに沿って応答しているかを確認します。次に、何に対しての気持ちの表現かを考えていきます。このように選択肢の中から少しずつ絞っていきます。

④カウンセラーの準拠枠によって応答している選択肢に注意します。まちがっているものを選ぶ場合ばOKです。

⑤それでも最後に迷った場合は、自分がカウンセラーならどうするかという視点でもう一度選択肢をながめてみましょう。最初にピンときたものが正解であることも多いです。

厳選問題集は4題のうち2題しか回答が載っていませんが、紹介したコツに注意しながら何度も解いていると、自分なりに解き方がわかってきます。私も、一番最初に問題を解いたときは間違いだらけでした。でも、①から⑤の流れで繰り返すうちに分かるようになってきましたよ。

みなさん、あきらめずに頑張ってくださいね。

2014年11月28日金曜日

マナー講習

昨日は知人に誘われて、ある美容室のマナー講習に参加させていただきました。◯回シリーズの初回のみの参加でしたが、とても勉強になりました。

講師は岡田沙織さんという方で、マナー講習だけでなく、カウンセリングなども行なっているそうです。聞き手がどんどん引き付けられるような話術で、とてもキラキラしていてチャーミングな方でした。さらに、オーラが見えるとのこと。

今日は初回だったので、接客とはどういうものなのか、良い接客ができるために必要な事は何かというお話が中心でした。接客業だけにとどまらず、日頃のコミュニケーションやカウンセリング業務にもとても役立つ内容だったので、少しだけ、紹介したいと思います。

接客・サービスとは
当たり前のことだけをやっていては、お客様は喜びません。当たり前のサービスは大前提(できて当然)。お客様の期待以上のサービスがホスピタリティです。自分にとってはたくさんいるお客様の中の一人であり、一日の仕事の中の一コマかもしれませんが、お客様にとっては特別な大切な時間です。目の前のお客様にこれ以上ないくらいのサービスを行いましょう。
自分の職場が好きで、楽しく働けなければ、良い接客はできません。そのためにはセルフケアが大切です。

*カウンセラーの基本的姿勢と同じですね。クライエントは何かを期待して相談にいらっしゃるはずです。目の前のクライエントに寄り添い、じっくり向き合うことが大切です。
*カウンセラーの使命である「人間尊重を基本理念として個人の尊厳と人格を最大限に尊重し、深い信頼関係を築いて勤労者に役立つこと」も覚えておきましょう。(試験に出ますよ!)

 

接客のポイント
①相手を肯定する(認める)
②相手の存在価値を認める
③相手の優越感を満たす(特別な存在であることを示す)

*①②はカウンセリングの基本的態度に通じるものですね。③はカウンセリング中はクライアントだけにじっくり時間を使うことがこれにあたるのではないでしょうか。


セルフケアの重要性
いつも笑顔を求められる接客業は自分自身が健康でいることが大切です。
自分をいたわること、認めることが大切です。
ポジティブ思考でいなければいけないということはありません。自分がネガティブな感情になっていることを受け入れる、認める、感じることもとても大切です。自分のすべてを大切に扱いましょう。

*カウンセリングもクライアントの話をじっくり聴くためには健康でなければいけませんね。「ありのまま」「あるがまま」を受け入れること。
*接客業に限らず対人援助職に携わっている方々にあてはまります。


プロ意識を持つ
新人であっても、お給料をもらって働いている以上、立派なプロです。お客様から見れば、勤務年数は関係ありません。同じ会社の人なのです。


簡単にまとめましたが、具体的な事例を交えながらとても分かりやすく教えていただきました。若い女の子が中心の講習だったので、恋愛の事例が多かったです。でも、聞き手に合わせた事例なので、皆引き付けられていました。さすがプロだな思います。
私もリワーク支援の講習や相談では、利用者の仕事内容や立場、興味に即したことをよく事例に出すように心がけています。どんな職業でも、相手のニーズに合わせた対応というのが大切なのだなと改めて感じました。

今回講習を受けて、サービスというものについて改めて考えさせられたのと、私自身、セルフケアできてるかな?と考えるきっかけになりました。

講習していただいた岡田先生、企画してくださったお店のオーナー、誘ってくれた知人にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

最後に、先生は当たり前のことは当たり前ではない、どんな些細なことであっても感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。そうすれば幸せに満たされるのだとおっしゃっていましたよ。私の曽祖母も同じ事をいつも言っていたのを思い出しました。

さて、皆さんは今日は何回のありがとうを言いましたか?




 

2014年11月17日月曜日

産業カウンセラー受験に向けて

産業カウンセラー養成講座も終わり、そろそろ、実技免除のお知らせが届く時期でしょうか。
免除されたからといって、必ず試験に合格できるというわけではありませんが、実技が免除されるとメンタル的には楽になりますね。

さて、11月19日(水)から受験の申し込みが始まります。受験をされる方は、早めに申込みしましょう。書類の不備がないように、何度も確認して申込んでください。

あとは、1月25日の試験当日に向けて勉強すること、コンディションを整えることが大切です。

勉強の仕方については、今後、少しずつ紹介できたらと考えています。
ちなみに、テキストは、最低でも3回は読みましょう。テキストだけで大丈夫なのかと心配になると思いますが、私自身は協会が販売している問題集とテキストだけで合格できました。
ただ、読むというだけではなく、関連するページや関連する人物、法律など覚えるくらい書き込みながら勉強しました。テキストに載っていないけれど、問題集には載っている内容などもあるので、自分なりに関連付けて考えてみましょう。

まだまだ試験まで2か月ありますので、みなさん頑張ってくださいね。

2014年9月30日火曜日

産業カウンセラー講座体験⑧

10月に入ると面接実習も後期Ⅲに入りますね。後期Ⅱまではカウンセリングのプロセスの中でも見立てや問題の把握、カウンセリングの方針を立てて実践することが目標だったと思います。

さて、後期Ⅲではキャリアカウンセリングを体験します。体験レベルなので、ちょっとしたロールプレイをします。産業カウンセラーは、キャリアの視点も必要になるので、この面接実習で体験できるというのはとても良いことだと思います。興味を持たれた方は次のステップのキャリアコンサルタントを目指されるとよいですよ。

しかし、後期Ⅲでは、もっと大切なことが最後に待っています。これは昨年から新しく導入された内容らしいのですが・・・。
何をするかというと、この養成講座のまとめです。自分がこの養成講座で何を学び、何を感じ、どんなことに気付いたのか、そして、資格を取った後、どのように活かしたいと考えているのか。自分の目標や課題を一人7分程度発表します。これが養成講座の最終日にあります。

私は、養成講座を受けようと思ったきっかけや実習中に気付かせていただいた癖など発表しました。夢については漠然としていましたので、日頃からこんなこんなことができたらいいなと思っていることを発表しました。

進路が決まっている方は自信をもって発表したらよいと思います。漠然としている方も心配はいりません。漠然としているということを素直に発表できればよいと思います。一緒に受講した同期の仲間の中には試験を受けるかどうかさえも迷っている人もいました。ですので、飾らず、自分の思いをしっかり伝えられれば大丈夫です。

ぜひ、頑張ってまとめてみてくださいね。

2014年9月21日日曜日

産業カウンセラー研修

産業カウンセラーの研修に行ってきました。

テーマは「ストレスマネジメントと来談者中心療法」
講師は鹿児島大学の山中寛教授です。山中先生はスポーツ心理学や臨床心理学が専門で、最近ではガンの患者さんのカウンセリングを通してストレスマネジメントをしていらっしゃるそうです。(ご自身もガンを体験され、自己治療中とのことでした)

ストレスマネジメントの実習を期待していたのですが、今回は心理療法の種類やストレスモデル、カウンセラーとしての構えについての講義でした。

心理療法とは
一言でいうと、望ましい体験を援助すること
人は変われるということを信じ、再学習の機会を提供し、知的なやりとりの中にクライエントが情緒的にも重要な新しい体験をすること    これが一般的条件。

また、カウンセリングを行う時、「共感や傾聴は目的ではなく、条件である。」

ということを最初に教えていただきました。

産業カウンセラーの養成講座では主にロジャースの来談者中心療法を学びます。これは心理療法の中の1つであり、他にも認知行動療法や臨床動作法、精神分析法、家族療法などがあります。自分の立ち位置を理解したうえで、カウンセラーはクライエントの状態に応じて心理療法を使い分けたり、リファーしたりすることができることが理想的。

現代社会は、高度情報化、国際化、過当競争により二極化し、それによって時間的切迫感、安全感や安心感が欠如し人間関係が希薄化している。そういった環境が強迫傾向を強め、ストレスを増大させている。つまり、何かしていないと落ち着かない、じっとしていられない、せかせかしている、イライラしている、そんな人たちが増えている。だからこそ、ストレスマネジメントが必要である。

ストレスマネジメントについて、これまでは、「専門的立場からストレスケアや介入のために患者にかかわること」というとらえ方から、現在は「ユーザーの立場から主体的な自己活動に基づく営み」つまり、本人自身が自らケアしていくことへと変わってきている。主なマネジメントとしては、気持ちの持ち方や受け止め方を変えることやコーピングを増やすこと。

そのためには症状を治すことよりも生活体験を重視し、他者援助という考え方から自己コントロールという考え方(さらにケアから予防・育成的アプローチへ)に転換していくこと。知識も大切であるが、具体的にどうすればよいかという体験を重視した教育へシフトしていくことが必要。個別ケアだけでなく集団も対象にし、自分たちがどうやったら受け入れてもらえるかという視点も必要になってくる。

悩みや問題を持つ人たちは何かにとらわれており、外界・他者思考的構えで常に過緊張・不安・焦燥状態にある。その結果、リラックスできておらず、認知的にもゆがみが生じ、心や体に問題を抱えている。また、健康に対する妄想を抱いている。
そういった人たちにカウンセラーは、安心感や安全感を与え、緊張感の軽減と新たな気付きや体験をもたらし、希望を与えたり今を生きていることを体験できるよう援助していくことが必要。また、カウンセリング終了時に体がラクになっていることが大切。
そういった意味でも心と体を一体化したアプローチが必要とのことでした。呼吸法や筋弛緩法などのリラクゼーションを織り交ぜながらカウンセリングをしていくことの重要性を理解しました。

簡単ですが、これが今日の研修で私が理解したことです。まだまだ浅い理解かと思いますが、日々勉強してもっともっと理解を深めていきたいと思います。
皆さんの参考になればうれしいです。


2014年7月26日土曜日

柔軟に考える

私は、先日、車をぶつけてしまいました。
ぶつけた直後はぶつけてしまったショック、車の修理代、注意を怠った自分に対する後悔など、様々なネガティブな感情が沸き起こり立ち直れないくらいへこみました。みなさんはこんな時どのような感情が沸き起こりますか?
私はかなりへこんだんですが、友人の協力もあり、すぐに立ち直ることができました。友人は私の気持ちに共感を示してくれました。共感してもらえたこともあり、これくらいで済んでよかった、人をはねてしまうほどの事故にならなくてよかったと考えを変えることができました。そうすると、気を付けるようにと誰かが教えてくれたんだな・・・などと、後悔ではなく、これからのことに目を向けることができるようになり気持ちを切り替えることができました。このように、私たちは自分一人では切り替えられそうにないことも、人との会話の中で、共感されたり、見方や考え方を変えたりしながら、ストレス対処をしています。

さて、あなたは、ストレスをためやすい考え方をしていませんか?

ストレスがたまりやすい考え方に
白黒思考
べき思考
マイナス思考
などがあります。

うつ病の治療に認知行動療法というものがあるのをご存知でしょうか。ストレスを感じやすい方には共通した考え方の癖、物事のとらえ方に偏りがあるので、柔軟に考えられるように練習するのが認知行動療法です。

認知行動療法の基本的な考え方は「気持ちは考え方に影響される」です。
つまり、考え方を変えれば気持ちが変わるということなのです。

先の事例でいうと、もっと気を付けていれば・・・、修理代がもったいない、などという考え方によって後悔の気持ちが強くなりますが、これくらいで済んだ、人をひかずにすんだと考えると、よかったという気持ちがわいてきます。事実を踏まえて状況をとらえることが大切なのです。

もう一つ例を出しますが、コップに水が半分入っていたとします。水が半分しか入っていないと考えると焦ったり、不安になったりして、ストレスがかかってきます。まだ半分も残っていると考えると、安心したり、余裕が出てきたりしますね。このように、同じ状況であっても人によって考え方、とらえ方は異なるのです。

物事のとらえ方や見方を少し変えるだけで、ストレスは軽減します。とはいっても、急には変えることはできません。認知行動療法の手法を使って徐々に変えていきましょう。



 

2014年7月25日金曜日

産業カウンセラー講座体験⑦(DVD視聴課題)

産業カウンセラー講座も後半戦突入ですね。
試験についても少しずつ話題になってきているのではないでしょうか。
問題集を解き始めている話を聞いて焦っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私もそうでした。
でも、焦らなくても大丈夫です。
勉強の仕方は人それぞれです。早めに始めたほうが安心できる人もいるでしょう。自分の性格に合わせて取り組むのが一番です。あれもこれも始めてしまうと、結局すべてが中途半端になってしまうので、まずは目の前のことを一つずつ確実にクリアしていくことをお勧めします。試験勉強は10月過ぎてからでも大丈夫。この講座をしっかり終えられることを目標としましょう。

さて、今日はノーが言えないという悩みを抱えている男性のDVDを視聴して、カウンセリングのプロセスを考える課題に取り組みます。
このDVDは講座の最初に視聴しているのですが、2回目の今回はカウンセリングのプロセスに着目して視聴することが目的となります。
ですので、課題では①リレーションづくり②問題の把握③目標の設定④目標の達成~終結 についてカウンセラーのかかわりとあなたがクライエントについて感じたことをまとめていくことになります。

今回も少しだけ私の回答を紹介します。
①リレーションつくり
(COのかかわりについて)
CLのペースに合わせ、ゆっくりとした対応を行い、CLが安心して語れる場を提供している。カウンセリングの目的をしっかりと伝え、傾聴の姿勢でCLの話をじっくり聞いている。受容的なかかわり。
(CLに感じたこと)
2回目まではメモをもとに話し、緊張や不安がある。COの応答に対して言い換えたり、自信が持てない印象を受けた。3回目からはメモもなく自分の話したいことを話しており信頼関係が深まっている。安心感を得ている。

②問題の把握
(COのかかわりについて)
傾聴の姿勢は継続。CLの気づきや経験を批判することなく、急がずゆっくりかかわっている。受容的にかかわりつつ、COも自分の感じたことをCLの言葉を引用しながら伝えている。COも自己開示している。
(CLの抱える問題)
相手の思いや期待を優先して自分の気持ちを後回しにしてしまい嫌と言えない。また、自分の気持ちを伝えると嫌われたり、見捨てられてしまうと考えており、そうなることを恐れている。

③目標の設定
(COのかかわりについて)
肯定的なCOには嫌と言えるのはなぜなのか、一緒に考えたり、CLの変わりたいという気持ちを再確認したり、積極的なかかわりに変化している。目標設定では実生活の中で行えそうなことを具体的に考えたり、その結果を振り返りフォローし支持的にかかわっている。
(CLは何を目標としたか)
自分の気持ちを大切にする。親にノーと言ってみる。家の中で自分の考えを伝えたり自分で考えて行動する。

④目標の達成~終結
 (COのかかわりについて)
CLの気持ちを確認したり、実行が単発で終わってしまわないように支持的に応援するような態度をとっている。受容的なかかわりを続けながら、方向性を示しつつ肯定的な印象をフィードバックしている。

⑤DVDをみて感じたことを述べてください
緊張、不安、自信のなさそうなCLが、COの技法にのっとった丁寧なかかわりで自分自身の問題に気づき、自ら行動し、変化を実感できるまでになったことに対して感動した。・・・・・

以上、ごく一部を紹介しました。テキストのカウンセリングのプロセスをよく読みながら、課題に取り組んでくださいね。特に感想は自分の感じたことを素直に記載することが大切ですよ。
私は、実際はこんなにスムーズなのかというようなことを書いたところ、指導者の方から、「事例は実話でプロのカウンセラーはこんな感じです。目標にされるといいですよ」とコメントをいただきました。

2014年7月20日日曜日

曽我ドンの傘焼き


今日、「曽我ドンの傘焼き」という伝統行事が3年ぶりに鹿児島の甲突川河畔で開催されます。この写真は以前参加した時のものです。

「曽我ドンの傘焼き」って何と思う方もいらっしゃると思うので少し説明しますね。

川岸で写真のようにやぐらに組み上げた和傘を燃やす行事なのですが、この傘焼きは鎌倉時代に相模の国(今の神奈川県)の曽我十郎祐成(そがじゅうろうすけなり)と弟の五郎時致(ごろうときむね)が父親の仇を討つ際に、傘をタイマツの代わりに燃やしたという故事に由来します。鹿児島では江戸時代に、薩摩の郷中教育の一環で始まったとされています。「わが身をなげうって、親の仇を討った兄弟の孝行を武士道の見本として学ぼうと取り入れられた行事のようです。
また、傘焼きには本来別の意味もあったとされていて、もともとは「かさたき」と呼ばれ、風水害が起きないように兄弟の霊を鎮める火祭りだったとも言われています。(2014年7月20日 南日本新聞より抜粋)
この、曽我兄弟の仇討ちは軍記物語「曽我物語」などに書かれていて、浄瑠璃や歌舞伎の題材にもなっています。

鹿児島の三大行事(他に妙円寺参り、赤穂義臣伝輪読会)のひとつですが、開催を望む声が多く今年復活したようです。行事を受け継いでいくのはとても大変なことだと思いますが、次の世代へ引き継ぐためにも継続して実施することが必要なのでしょう。

今夜はどんな勇壮な姿を見せてくれるのかとても楽しみです。


下の写真は公開されている「蘇我ドンの傘焼き」ホームページの写真集から引用させていただきました。
興味のある方はこの写真集を検索してみてくださいね。もっとたくさん写真がありますので行事の様子がよくわかると思います。

2014年7月19日土曜日

対話分析Ⅲ

対話分析については3つ課題が出るのですが、今日は最後の課題「対話分析Ⅲ」についてご紹介します。

対話分析Ⅲは
健康管理室からの勧めでカウンセリングを始めた技術職主任の30代の男性の2回目の面接の内容です。手足の冷えやしびれが4、5年前からあるが、診察しても異常はなく、ストレスが原因ではないか、ストレスが原因だとすればストレスが何なのかを社内相談室の50代の女性カウンセラーに相談するというものです。

今回も前回同様、すべての回答は載せません。少しだけ紹介します。

(このカウンセラーの態度についてどう思うか?クライエントとカウンセラーの関係をどう思うか?)
2回目のカウンセリングであるためか、親しみ、馴れ馴れしい印象を受ける。年の差もあり母親のような接し方ともとれる。言葉遣いがCOとして適切ではない。・・・など

(C3、C10、C14であなたならどのような対応をするか?)
C3;忙しくないときにも症状が出ることで、一生治らないのではないかと心配になるのですね。
C10;嫌われたくない、怖いという気持ちから人と表面的にしか付き合えないと昔から感じていらっしゃるのですね
C14;会社を辞めて資格を取りたい、転職したいと思うほど今の状況に困っていらっしゃるのですね

(カウンセラーC5の応答をどのように考えるか。あなたならどのような応答をするか?)
応答について;CLは1人で責任のある仕事をやっているとは言っておらず、部長と直接やり取りがある仕事はせきにんがあるとCOの準拠枠で応答している
あなたの応答;部長さんに気を遣って参っているのですね。自分の性格が問題なのかもと思っていらっしゃるのですね。

(このクライエントはどんな問題を抱えているのか?)
人目が気になり、常に緊張状態にある。
仕事のストレスにより手足のしびれや冷えがあり、体に反応が出ている。
頼れる仲間がいない、孤独な状況。
現実から逃げたい気持ちになっている。  など

(あなたなら、この後どのような対応をするか?)
症状が続いており、ひどくなるようであればメンタルクリニックなどの受診を勧める。
カウンセリングをもう少し継続し、本人の考えやおもいを傾聴する。    など

いかがでしたか?
まずは自分でしっかり考えることが大切です。3回は読み込みましょう。また、グループワークの時には他の方の回答や指導者からのアドバイスなどはすべて書き込むようにしましょう。余白が真っ赤になるくらいの意気込みで!!

それでは、また。

2014年7月2日水曜日

3年ぶりの

ライブに行ってきました。
実は私は某アーティストの大ファンで、久しぶりにチケットが取れたので福岡まで行ってきました。

年々、チケット代が高価になり、入手も困難となりつつあるのですが、今回はセンターステージということでとても見ごたえのあるライブでした。

私にとってライブへの参加は気分転換、ストレス発散とやる気の源です。

皆さんはどのように気分転換してますか?やる気の源はなんですか?
夢中になれるものがいくつもあると、生活の充実感が増します。
もうすぐ夏休み、いろんなことにチャレンジしてみてくださいね。


 
某アーティストと書きましたが、みなさん、お分かりですね。

2014年6月8日日曜日

産業カウンセラー講座体験記⑥(逐語記録)

面接実習中期Ⅱでは逐語記録という課題が出されます。
私は逐語記録という言葉はこの講座で初めて聞きました。皆さんはどうですか?

ざっくり簡単に言うと、面接内容を逐一記録するということです。
対話分析の課題と同じものを作るといえばわかりやすいでしょうか。
これが想像していた以上に大変でした。

各教室で逐語記録の説明の仕方は異なると思いますが、私が経験した中でお伝えできることを紹介していきたいと思います。

まず実施方法です
面接時間は25分
継続面接の2回目を録音して逐語をおこします。

2回目の面接までに内容をしっかり覚えておきたい、録音できるか試したいという理由であれば、初回面接も録音することができました。

私の教室は3日間で初回面接と2回目の面接を行うという計画でした。そのため、2回目までに1か月あいてしまったので、初回面接も録音させてもらいました。

録音はボイスレコーダーまたはスマートフォンを使用します。
(私はスマートフォンを使いました。とてもきれいに録音できました)

録音しながらの面接はお互いに緊張しますが、自然体で頑張って下さいね。

次に逐語のおこし方です
以前は25分間の内の10分程度を記録していたようなんですが、私が受講した講座では、課題提出用にはすべてを、事例検討用にその中の10分間を切り取るという2種類を作成しなければいけませんでした。

逐語はすべてを記録します。相づち、沈黙の時間、相手の表情など細かければ細かいほど良いです。
そのために、1つの短いやり取りでも10回くらい何度も何度も聞きなおしました。

逐語をおこして終わりではなく、おこし終わったら、今度は自分の応答について振り返ってコメントしていきます。

振り返りのポイントは、
①CO(番号):
どの技法を使用したか。
「~」というねらいで応答した、発言した、質問した、確認した

②結果に対してどう思うか・・・思うように応答できた、思うように応答できなかった、中途半端で終わってしまった、言葉じりが曖昧になってしまった

③反省点があれば・・・今なら「~」と言い変えたい

*良い、悪いに関係なく自分の応答に対してはすべてコメントしていきましょう。

実習中期Ⅱのねらいは
プロセスの理解
問題の見たて
自分のあり方を知る
の3点をしっかりおさえて、実習にのぞんで下さいね。

2014年6月3日火曜日

元気いっぱいの絵

これ、T君の絵なのですが、何の絵でしょう。
ライオン?ネコ?

答えは「太陽」です。
小学校の図工の1番最初の課題が「自由に太陽の絵を描きましょう」だったそうです。

なかなかの芸術作品だとおもいませんか?

私は分析の専門ではないので、読み取れませんが、臨床心理士さんはどのような解釈をするのでしょうか。ちょっと聞いてみたい感じもします。

口を大きくあけて、ギラギラした目が暑さを感じさせますし、カラフルな色使いや四方八方に広がる光線がとても元気いっぱいに見えます。

T君からは太陽はこんな風に見えてるんですね。

大人になると、「こうあるべき」という考えにとらわれて、どうしても型にはまってしまいますが、子供にはそんな型はないんですね。この絵からは自由な発想が感じられますし、いろいろな可能性が無限に広がっているような気がします。

そんな子供たちの自由な発想を大切にしてあげたいなと思いました。

カウンセリングでも、いろいろな考えや発想に出会います。自分の常識では考えられないようなことをさらりとおっしゃる方もいらっしゃいます。そんな時も、大人だから、子供だからと区別したり、否定したりせずに1人の人として尊重し、大切に受けとめてあげられるといいですよね。

T君の話にもどりますが、T君は図工と体育が好きなんだそうです。次はどんな絵を描いてくれるのか楽しみです。

それからT君の弟はお父さんの絵を描いています。

いかがでしょう。ちょんまげをしているそうです。(お父さんはちょんまげではありません)
お題は「お父さん」ですが、ちょんまげを思いついたのでしょうね。こちらも元気いっぱい、にっこり笑った絵ですね。

今日は2つの絵を堪能させていただきました。

2014年6月2日月曜日

対話分析Ⅱ

産業カウンセラー講座が開講してちょうど2か月たちましたね。新しい環境や面接実習に、だいぶ慣れてきたのではないでしょうか。でも、これからが面接実習のメインになりますので、気を引き締めて頑張ってください。

さて、今日は課題である対話分析Ⅱについてご紹介したいと思います。
対話分析Ⅰはいかがでしたか?Ⅱも同様に頑張って解きましょう。

対話分析Ⅱは
2年前に経理課に異動した38歳の独身男性が産業カウンセラー取得3年目の54歳の女性カウンセラーに会社に行く気にならなくて困っているという相談内容です。

まず、設定を見て、人物像をイメージしてから回答していきましょう。

今回もすべての解答は載せませんが、私の解答を紹介します。

(子のクライエントは何が言いたかったのか?)
自分の希望がかなって移動した経理課であり、人間関係も良く、恵まれているはずなのに、なぜか会社に行く気になれない。皆、気を遣ってくれて申し訳ない。・・・・など

(この面接でのカウンセラーの態度について、どう思うか?)
原因を追究するような質問が多く、クライエントの感情や事柄に対して共感的理解が乏しい。カウンセラーの価値観や考えを押し付けているような印象がある。誘導的。・・・など

(カウンセラーの発言のうちで特に適切でないと思われるものとその理由とあなただったらどう応えるか)
C12 理由;おかしいと感じているCLに対して共感を示さず突然保健室の話をしている。
応答;自分でもおかしいと感じているのですね。
C14 理由;会社に行けない理由を断定するような形で伝えている
応答;残業で家に帰りつくのが12時とは、毎日本当に忙しいのですね。
など他に2、3か所

(カウンセラーの発言のうちで特に適切であると思われるものとその理由)
C9 事柄への応答ができている。気持ちを受け止めた応答である
など他に2、3か所

(F15の沈黙15秒はどのような意味が考えられるか?)
希望していた経理の仕事だが実際はとても大変だ
恵まれていると思わなければならない、自責、情けなさ
COの勝手な解釈に対する反感、理解してもらえない辛さ・・・・など

(F16に対するC16の応答をあなただったらどう答えるか?)
皆いい人たちで気を遣ってくれる、恵まれていると思っているのに会社に行く気になれなくどうしたらよいか困っているのですね。


いかがでしたか?
対話分析は試験に出ますので、まずは自分でしっかり考えてみてください。前回も書きましたが、3回は読み込みましょう。また、グループワークの時には、ほかの方の解答や指導者からのアドバイスなどはすべて書き込むようにしましょう。余白が真っ赤になるくらいの意気込みで!!

それでは、また。

2014年5月29日木曜日

旬を味わう

今日は北海道出身の同僚からアスパラガスをいただきました。
こんなに立派なアスパラガスは初めて見ました。

アスパラガスは春から初夏にかけての今が旬です。
早速、茹でてマヨネーズをつけていただきました。いろいろな調理法がありますが、新鮮な食材はシンプルに食すのが1番!

せっかくなのでアスパラガスについて調べてみました。

[選び方]
穂先が締っていて、根もとのあたりまで張りがあり、切り口が新しい物が新鮮。しわっぽかったり、切り口が茶色い物はやめましょう。

[保存の仕方]
乾燥しないように袋に入れるかラップで包んで、できるだけ立てた状態で保存します。

[冷凍保存]
さっと下茹でしてから冷凍します。茹で上がったら適当な長さに切り、ステンレスなどのバットに広げて一気に凍らせ、凍ってから保存バッグに移して冷凍しておきます。

[栄養価]
アスパラガスにはそれほど多いわけではありませんが、ビタミン類やカリウムなどを含んでいます。また、アスパラガスは、茹でてもこういった栄養成分がほとんど流失しないという特徴があります。
*アスパラギン酸
アミノ酸の一種で新陳代謝を促し、疲労回復やスタミナ増強に効果があります。よく栄養ドリンクなどに入ってます。また、利尿作用により、腎臓や肝臓の機能回復にも効果があると言われています。
*ルチン
穂先部分に含まれるフラボノイド色素の一種で、血管を丈夫にし、高血圧や動脈硬化の予防に効果があります。

旬のものをいただいて、疲れ知らずなカラダを目指しましょう。

とても美味しいアスパラガスをありがとうございました。
ごちそうさまでした。





2014年5月28日水曜日

産業カウンセラー講座体験記⑤

2つ目の作文課題は「自分が知っている私(自己概念)」でした。
これは自己概念ジョハリの窓を考える課題です。
ジョハリの窓とは
自己への気付きが人間関係の発展に結び付くことを示しています。

具体的には、自分には
①自分が知っている私と知らない私
②他者が知っている私と知らない私
が存在するということを4つの窓(領域)で示しています。

その4つとは
ⅰ)開放領域:私と他者の両方が知っている私
他者に開放された公的な私のこと。この解放領域が大きいほど二者間のコミュニケーションは活発化します。自分らしく気楽にコミュニケーションがとれます。
ⅱ)隠蔽領域:自分は知っているが他者は知らない私
意図的に隠している私、他者に知らせる機会がなくて隠れている私的な私のこと。私的な私は自己開示によって他者に知らせることができます。自己開示は隠蔽領域を縮小し開放領域を拡大します
ⅲ)盲点領域:自分が知らないのに他者が知っている私
相手が知らせてくれなければ気付かない私のこと。他者からのフィードバックによって知ることができます。このフィードバックは盲点領域を縮小し開放領域を拡大します
ⅳ)未知領域:自分も他者も知らない私
誰にも気付かれていない私のこと。未知領域の私は発見によって知られるようになります。


(ウィキペディアより)

カウンセリングでクライエントは開放領域から徐々に話し出します。セッションを続ける中で信頼関係が築かれると隠蔽領域が語られ始めます。そして、プロセスが進むと盲点領域が語られるようになり、新たな自分をカウンセラーとともに発見するという流れになるのではないでしょうか。カウンセリングだけでなく、私たちがコミュニケーションをとる時、親密になる時にはその過程で開放領域を広げていることに気付くのではないでしょうか。

さて、課題に戻りますが、自分が知っている私(開放領域と隠蔽領域)の両方から自分について考え、作文にしてみましょう。私は素直に正直に葛藤しやすい性格であること等をまとめました。
日頃、語られることのなかった自分のことを書いてみてはどうでしょう。意外とすっきりするかもしれません。

2014年5月24日土曜日

うれしい出来事

リワーク支援を実施すれば誰でも復職できるのでしょうか。
答えはNoです。

私たち支援者はご本人が復職を目指す限り、復職できるようにお手伝いをします。しかし、リワーク支援実施中に、体調が悪化したり、会社に対する自分の考え方が変わったり、他にやりたいことが見つかったり、色々な理由で復職ができなくなってしまう方、退職を選択する方がいらっしゃいます。
どのような選択が正しいのかは正直わかりません。ですが、ご本人が自信をもって選択することが大切だと考えます。そして、私たち支援者はご本人がしっかり選択できるようにサポートする役割を担っていると思っています。

さて、昨日は病院のリワークでした。リワーク終了後、4月に復職した方が、挨拶に来てくださいました。その方は、復職と同時に離島の方へ異動になられたので、久しぶりに市内へ帰ってきたとのこと。とても元気そうで、仕事が順調であることを報告してくださいました。リワークで学習したセルフケアを実践できているそうです。復職して2か月ですので、今の状態を維持できるように体調管理を続けていただきたいです。

昨日は復職後のいろいろな話を聴く事ができてとてもうれしいでした。ありがとうございました。


2014年5月23日金曜日

産業カウンセラー講座体験記④

明日はカウンセラー講座ですね。実習中期Ⅱに入る時期でしょうか。

中期Ⅱは養成講座の山場になります。というのは、いよいよ継続面接を体験し、2回目は逐語録音をします。この逐語については日を改めてお伝えしますね。

面接時間も25分、しかも、継続面接ですので、クライエント役は1回で終わる内容ではなく、長く話せる話題の準備が必要です。

継続面接での目的ですが、カウンセリングのプロセスを理解したり、クライエントの主訴や問題の把握、見立てを行ったりすることです。ですので、振り返りではそういった目的を意識して発言しましょう。もちろん、基本的態度や技法も忘れてはいけません。

また、振り返りで大切なのは、一緒に成長しようとするグループの姿勢です。良くなかったところだけ、良いところだけを伝えるのではなく、両方をバランスよく伝える事が大切です。また、自分だったらこう感じたと率直に伝えてみましょう。観察者としてのあり方も指導者は見ていることも忘れないようにして下さいね。

今後は小論文や対話分析、逐語記録と宿題に追われると思いますが、計画的に確実に取り組みましょう。


2014年5月21日水曜日

対話分析Ⅰ

産業カウンセラー講座では対話分析の宿題が3回ほど出ます。これは逐語記録をもとに、クライエントの言いたかったこと、カウンセラーの態度、応答の仕方、沈黙の意味などを考えていく作業です。
自分で解いて、グループで意見交換(答え合わせのようなもの)を行います。その後、提出という流れになります。意見交換の際には、他の受講者や指導者から色々な意見が出ます。自分の解答用紙にしっかり書き込みましょう。

この対話分析は産業カウンセラー試験に出ます。試験は答えを選択するので、少し解き方が変わりますが、逐語記録には慣れておいたほうがよいでしょう。

対話分析Ⅰは
44歳のクライエントが58歳の2年目のカウンセラーに子供のことを相談する内容でした。解答のすべてを載せるわけにはいきませんが、私は以下のように回答しています。

(クライエントは何が言いたかったのか?)
子供のことが心配で仕事が手につかない、子供への対応をどうしたらよいのかわからない、妻のことも心配・・・など

(カウンセラーの態度についてどう思ったか?)
相手を攻めているような印象。話は聞いているが解決策につながるような答えを出してあげたいという気持ちが強い・・・など
(カウンセラーの応答で特に適切と思われるものとその理由)
Co12・・・「どうしたらいいか困っている」感情の応答と言葉にしていない感情を明確にしている
Co15・・・仕事に追われて子供の気持ちを受け止めてやれなかったことを後悔しているという感情を明確にしている
など他に3か所

(カウンセラーの応答で特に適切ではないと思われるものとその理由、あなただったらどう答えるか)
Co6・・・「心配して」を2回繰り返すほど切迫しているが感情へ応答せず簡単受容にとどめている。「心配」を「困る」に変えている
*そうなんですね奥さんも眠れないくらい心配されているのですね
Co7・・・バイクを買ってあげようと思っているかわからないのに買ってやってはいけないと自分の考えを押し付けている。結論を急ぎすぎている
*そうなんですね、バイクを買ってくれとせっつかれているのですね
など他に3か所

(Co5の応答をどう思うか。あなただったらどう答えるか)
CLの対応を責めるような言い方になっている。共感的理解に乏しい。
息子さんは無理に今の学校に入学を変更して、2か月たったころから欠席したり悪い友達と遊ぶようになったのですね。だから心配なさっているのですね。

(CL12の沈黙の意味)
警察に相談するなんて、そんなにことを大きくしたくない。息子も悪いが息子を巻き込む友達が悪いのではないか。など

(CL18に対するCo18の応答をあなただったらどう答えますか)
そうですね、子供さんとゆっくり話しするだけでなくその友人との関係を切らないとこの問題は解決しないとお考えなのですね

共感的理解や沈黙への応答について考えることがねらいだと思います。
答えは一つではないので、3回は読み込んでゆっくり考えてみてくださいね。

2014年5月20日火曜日

メンタルヘルス対策研修

今日は職場のメンタルヘルス研修を受けました。

職場でメンタルヘルス活動を行う理由は次の3つです
①健康の保持増進活動
 労働者の心の健康の保持増進
②労働の質の向上と職場の活性化
 労働者の業務への満足感や職場への忠誠心の向上
 職場の生産性の向上
③企業活動のリスクマネジメント
 休業による生産性の低下や士気の低下を防ぐ
 ミスや事故の発生を防ぐ
 訴訟による巨額の賠償金、企業のイメージの低下を防ぐ

最近では上記の目的から積極的に取り組む企業も増えています。一方で中小企業は取り組みたくても取れ組めない状況があるのも事実です。中小企業に対する支援の強化が課題となっています。

メンタルヘルスについて研修を受ける機会が増えてはいるものの、実際、不調者が出た場合に適切に対処できるかというとそうでもないようです。適切に対処できるようにこれからも学び続けなければいけませんが、今日の研修では不調者を出さないことがまず大切ということでした。職場で今すぐできることは、自分自身でしっかりセルフケアを実施することです。

皆さんもセルフケアを心掛けてみてください。

研修で紹介されたセルフケアとは
*十分な休息・睡眠をとること
*不規則な生活リズムを避けること
*体を動かしたり、運動すること
*相談できる人を作ること
*ストレス解消法を持つこと
でした。

私も今日は早く寝ようと思います。

2014年5月19日月曜日

浅田選手の休養

フィギュアスケートの浅田真央選手が来期の休養を発表しましたね。
私は浅田選手のファンです。今日の会見をみて、試合で見られなくなるんだなというさびしい気持ちと、これまで頑張ってきたんだからゆっくり休んでほしいという気持ちと2つの気持ちが私の中にわきました。

私は浅田選手のスケートに対する一生懸命な姿にいつも感動をもらいます。たとえ結果が出なくても自分を信じてひたすら努力する姿には本当に頭が下がりますし、浅田選手からは学ぶことがたくさんあります。

今日の会見もひとつひとつ丁寧に応えていて、人柄がよく出ていましたね。
5歳から現在に至るまでスケートを続け、日本のみならず世界からも注目され、心も体も休まることはなかったでしょう。ゆっくり休んでリフレッシュしてほしいです。
大学にも復学したとのこと。普通のキャンパスライフを楽しんでもらいたいなぁと思います。

試合には出場しないということですが
、アイスショーで楽しそうにのびやかにすべる浅田選手が見られるのはファンにとっては1番うれしいことのような気がします。

今日、改めてソチオリンピックのフリーの演技を見ました。心から拍手を送ります。感動をありがとう。





2014年5月18日日曜日

カウンセリングの技法

今日はカウンセリングの技法についてまとめます。
この技法の活用は実習のテーマですので、聞かれたらスラスラ答えられるように覚えておきましょう。

傾聴の技法には①かかわり行動②クライエントの観察③簡単受容④場面構成⑤事柄への応答⑥感情への応答⑦要約⑧質問のつ8があります。

①かかわり行動
カウンセラーが身もこころもクライエントに向け、クライエントとともにいること。クライエントを安心させ、話しやすい雰囲気を作ることです。
面接環境を整えたり、導入のために簡単な話題をふったり、クライエントに対して安心感を持ってもらえるように接することです。カウンセラーは、自分の表情や態度、姿勢、言葉の使い方、声掛けの仕方などに気を配ります。

②クライエントの観察
相談室に入ってくるところから観察は始まっています。クライエントがどのような状況にあるのか、リラックスしているか、ぎこちなくないかなど非言語的なメッセージに注意しながら観察しましょう。クライエントの緊張サインや憂慮すべきサインに気付き、適切な対応が必要です。

③簡単受容
うなずきや相づちのこと。クライエントの話の流れを妨げず、尊重し、注意深く話を聴いている受容的態度を示します。カウンセラーが少しでも批判的、否定的感情を持ってしまうと、表面的形式的なものになり、それはクライエントにも伝わってしまいます。

④場面構成
カウンセリングの特質やカウンセリング関係について合意を得ることです。この場面構成は面接の冒頭に行うことが多いです。安心して語れる場であること、秘密は守られることなどを説明します。また、日時や機関の取り決めなど最後に行われることもあります。

⑤事柄への応答
クライエントが話した事柄(事実、出来事、状況など)のキーワードをとらえて伝え返すことです。「内容の繰り返し」とも言います。この応答によってクライエントはカウンセラーの理解を確認することもできます。ポイントとは、クライエントが言った言葉で短く伝え返すことです。単なるおうむ返しではなくクライエントが本当に言いたいことは何かというポイントを押さえて応答しましょう。

⑥感情への応答
クライエントの気持ちをとらえて伝え返すことです。クライエントが発した感情を伝え返すこともありますし、言葉にならない感情をカウンセラーが感じとって伝え返す(感情の明確化)こともあります。ただし、深読みしすぎてはいけません。深読みしすぎると、カウンセラーの決めつけになってしまうからです。その場合は「〇〇と感じるのですがどうですか?」とクライエントに確認してみましょう。

⑦要約
カウンセラーがクライエントの話をまとめて伝え返すことです。そうすることでクライエントが述べた内容を性格に把握できたかどうかを確認できます。さらに、要約によって、クライエントのまとまりのない考えや感情の整理ができる、あるテーマについての話を終結する、クライエントが自分の課題を客観的に見つめさらに深く探究できる という効果があります。
要約は話が一段落した時、面接が終わる時、話が広がりすぎている時、クライエントが困惑している時などに行います。

⑧質問
質問には正しく理解するための明確化の機能と探索的あるいは直面化の機能の2つがあります。質問はあくまでもクライエントが話したことについて行います。質問は相手を追いつめてしまうことにもつながるので、表現には注意しましょう。また、質問のしっぱなしではなく、答えたことに対して傾聴の技法で受容・共感的に応答しましょう。

8つの技法についてまとめてみましたが、講座を受講している皆さんはしっかりテキストで確認してくださいね。





2014年5月17日土曜日

フリーズ

初めて見ました。ハムスターのフリーズ。

紙でツンツンしたら、この立ったままの状態でフリーズしちゃいました。2分ほどこの状態です。
調べてみると、極度に驚いたとき、恐怖を感じた時に起こりうるそうです。

よく考えると、私たちも、かなりびっくりした時や恐怖を感じた時、一瞬動けなくなりますよね。それと同じなのでしょう。
こちらにとってはコミュニケーションのつもりのツンツンも、ハムスターにとっては、かなり怖くてストレスだったのですね。
反省です。

驚かせてしまってゴメンナサイ。





2014年5月16日金曜日

産業カウンセラー講座体験記③

今日は中期Ⅰの実習についてお話します。

中期になると各セッションの時間が長くなります。
面接時間10分→15分
振り返り8分→30分
長くなるということは、それだけより踏み込んだ振り返りを行うということです。この時期はクライエントの状況に応じて適切に技法が活用できる、自分の態度や聴き方の特徴に気付きその影響を考えることが目標となります。

カウンセラー役は技法を使うことだけに意識が向きがちですが、クライエントが伝えたかったことは何なのかを考えながら技法を活用していくことを練習することになります。
指導者は、初めから完璧にできることを求めてはいませんので、上手くいかなくてもいいので努力することが大切です。その上で、「こうやろうと思っていたが、〇〇に意識がいきすぎてうまくできなかった」「後から気になったので、クライエントに確認してみた」などと振り返ったことを発表すれば大丈夫です。

私は、注目されていることを意識してしまい、緊張して汗だくになりながら実習を行っていました。ですので。そこを素直に「周りを意識してしまいました。見られているからうまくやりたいという意識が働いた。ということに気付きました」と振り返りました。指導者の考えにもよるとは思いますが、そのことに対して「そういう自分に気付いたのですね」と応答していただきました。そういった応答の仕方を聴いてまた自分のカウンセリングに活かそうと勉強になりました。

今日の実習は1回限り、再現はできません。それは臨床に出ても同じことです。毎回自分を出しきってくださいね。

2014年5月15日木曜日

ワールドカップ

ワールドカップのメンバーが発表されましたね。

日頃サッカーを見ない方でも、世間が盛り上がると気になるのではないでしょうか。私もそんな1人です。4年に一度となるとなおさらですよね。

今回は鹿児島にゆかりのある選手が3人も選ばれ、さらに楽しみが増えました。

選手の皆さんは、選ばれた喜びと同時に日の丸を背負ってのプレッシャーもあることでしょう。

このプレッシャー、考えてみるとストレスのひとつですよね。実は、ストレスには良いストレスと悪いストレスがあります。プレッシャーも見方によってどちらにもなり得ます。緊張感といえば、分かりやすいでしょうか。程よい緊張感は適度な集中力をもたらします。それが良い結果に結びつきます。良いストレス、悪いストレス、どちらで捉えるかによって結果が変わるのです。

日本代表のみなさんにも、プレッシャーをコントロールできる(適度な緊張感を持ちつつ、身体はリラックスする)ようにメンタルトレーナーがつくと思います。大きな大会で普段通り、日頃の練習の成果が出せるよう、リラックスして頑張って欲しいです。

来週、最後の合宿が指宿であるとか。一流の選手の空気感を味わうために、行ってみたいな〜と思っています。
頑張れニッポン!!

2014年5月14日水曜日

仕事の抱え込み

自分でやった方が早いからと、仕事を抱え込んでしまうことはありませんか?

これ、実は思い込みの可能性があります。後輩や部下に仕事を任せるくらいなら自分でやった方が早いし、ミスもない。そう信じて抱え込んでしまっている人は結構いらっしゃいます。この抱え込みはメンタル不調の原因にもなります。
一時的には任せるよりも仕事が早くすむかもしれません。しかし、後輩や部下はいつまでも成長できず、長い目で見ると、大きなデメリットになります。

そんな事はわかっているんだけど…という声が聞こえてきそうですが、では、なぜ分かっているのに抱え込んでしまうのでしょう。

根底には、周囲の評価を気にしてしまう心のクセがあります。
上司や同僚、部下や後輩からよく思われたいという心のクセです。心理学的には自分に自信がないことの裏返しでもあります。

仕事を任せることで、一時的には効率が悪くなることもあるでしょう。ですが、これは会社にとって必要なプロセスなのです。
初めは不安かもしれませんが、勇気を出して周りの人に仕事を任せてみましょう。それが自分の成長にもつながるはずです。

2014年5月13日火曜日

産業カウンセラー講座体験記②

今日は全国的に暑い一日でしたね。気温の変化も体にとってはストレスになります。体調を崩さないように自己管理していきましょう。

さて、今回は産業カウンセラー講座の実習についてお話します。

初期の実習課題は、「傾聴の基本的態度と技法を理解する」だったのではないでしょうか。

傾聴の技法とは①かかわり行動②クライエントの観察③簡単受容④場面構成⑤事柄への応答⑥感情への応答⑦要約⑧質問ですね。
セッションは面接時間10分、自身の振り返り3分~5分、全体での振り返り5分~10分を繰り返します。

この時期はカウンセリングの聴き方と日常の聞き方との違いを理解したり、基本的態度や技法を体験的に理解したり、自分の癖に気付くことが目標となります。
初めての経験なのでできなくて当たり前、少しずつできるようになっていけばいいのです。自分の中で、今日はこの技法を中心に頑張ろうと一つ目標をもって行うと振り返りもしやすいのではないでしょうか。

傾聴の技法はこれからも意識して取り組むことになりますので、初めは形から入ってもいいのでしっかり自分のものにしていってくださいね。

傾聴の技法については改めてまとめていきたいと思います。

2014年5月12日月曜日

グリーンスムージー

グリーンスムージー、流行っていますよね。私もグリーンスムージー生活を送っています。冬場は寒かったので、少しお休みしましたが、暖かくなってきた頃から再開しました。スムージーを再開してからお通じが良くなったり、お肌の調子がよくなったり、すでに効果は出ているようです。(個人的な感想ですが・・・)小松菜は私の父親が畑で栽培しているので、いつも新鮮なものが手に入ります。とてもありがたいです。

レシピ(500ml)
小松菜 30~40g
マンゴー 1/4個
リンゴ 1/4個
イチゴ 5~6個
水 50ml
トマトジュース 50ml

小松菜には、肌荒れを防ぐビタミンAや、ストレスに効果があるとされるカルシウムがたくさん含まれています。また、アクが少ないのでホウレンソウに比べるととても飲みやすいと思います。
トマトやイチゴには第7の栄養素ファイトケミカルという物質が入っています。
ファイトケミカルの効用の一つが抗酸化作用です。体内に取り込んだ酸素がストレスや紫外線の影響を受けて活性酸素に変化し、その量が増えることで細胞を酸化させて傷つけ、生活習慣病やガンなどを引き起こすといわれていて、これが老化の大きな要因でもあります。ファイトケミカルは、この酸化を抑制してくれるんです。さらには、免疫細胞を活性化して増やすとも言われているようです。これ以外にもビタミンCやビタミンEなどがスムージーにすると手軽に摂取できます。

これからの季節はブドウやスイカなどおいしい果物が増えますから、皆さんも好きな野菜と果物のスムージーで健康生活を始めてみてくださいね。


2014年5月9日金曜日

産業カウンセラー講座体験記①

4月から産業カウンセラー講座に通っている皆さん、お疲れ様です。
初日から面接実習が約1か月続き、体力、気力ともに低下気味だったのではないでしょうか。GWはリフレッシュできましたか?私も去年の今頃はこの金曜日の夜が一番憂鬱でした。明日実習があるのかと思うと胃が痛くなったのを思い出します。でも、それは私だけではなく、ほかの受講生も同じ気持ちでした。そんな率直な気持ちを伝えあうことで共感しあえたり、一緒に乗り越えたりすることができたような気がします。
4月5月は憂鬱で、6月には疲れがたまり高熱で休んだこともありましたが、こんな私も、一緒に講座を受けた仲間たちのおかげで実技も免除、一度の受験で合格できました。そこで、私の経験をお伝えし、少しでも勉強のお手伝いができればと考えています。

さて、実習スケジュールは、初期、中期Ⅰ、中期Ⅱ、後期Ⅰ、後期Ⅱ、後期Ⅲとカリキュラムが組まれていると思います(昨年はそうでした。)。4月で「初期」の実習が終わったのではないでしょうか。各タームの終了時には必ずアクションペーパーという宿題が出ます。
どんなことを書くかというと、一言でいえば自分の振り返りです。実習の中で感じたこと、考えたこと、自分自身について気付いたこと、心の動きなど感想を書きましょう。アクションペーパーはABCの判定はないので、実技試験の免除になるかどうかの判定とはあまり関わりはないようですが、自分自身としっかり向き合ってありのままを書くことをお勧めします。この宿題は提出しなければいけませんが、誰のための振り返りかというと、自分のためなのです。ですので、しっかり自分と向き合いましょう。実習ではカウンセラー役とクライエント役の2つを体験するので、それぞれの役をを通して感じたことをまとめていくとよいと思います。
ちなみに、私がまとめた内容は、
カウンセラー役を通して
「傾聴について、言葉では知っていたが、実際やってみると自分の価値観、フィルターを通してしかクライエントの話を聴いておらず、ありのまま、無条件のという部分がとても不足していることを実感した」
クライエント役を通して
「自己開示することに対して勇気が必要で、葛藤があった。耳を傾けてもらえると話した後はすっきりした」
最後に、2つの体験を通してどのようなカウンセラーを目指したいか、これからの自分の課題は何かということをまとめました。

基本的に実習では自分に不足していることを振り返ると良いと思います。ただ、できてないだけでは次に進みませんので、前回と比べてここは意識してできたということも合わせて振り返るのがコツだと思います。

この先は小論文や対話分析など様々な宿題が出されると思いますが、それぞれどのような視点でまとめたらよいか、私が経験したことを発信していきたいと思います。
合格目指して頑張りましょう。

2014年5月8日木曜日

2つの記念日

今日は2つの記念日です。

1つは勤務しているメンタルクリニックの開院記念日
今日で8年になるそうです。おめでとうございます。
続ける、継続するというのはとても大変なことだと思います。先生自身もいろいろなプレッシャーやストレスがあるのではないかと想像します。
最近、少し体調を崩されたのでとても心配しました。
私達スタッフも自分の仕事に責任をもって、スキルアップし、先生のお手伝いができるように頑張りたいと思います。

そして、もう1つは、甥っ子の7歳の誕生日。お誕生日おめでとう!
開院の翌年にこの世に誕生したんですね。
この4月に小学校に入学し、毎日が新しい発見の連続のようです。子供だけで登校したり、お友達を作ったり、先生に叱られたり、宿題をしたり…初めてのことだらけ。不安もドキドキもあるけれど、一生懸命チャレンジして乗り越えようとしています。学校で頑張ってしまうぶん、家ではわがままです。環境の変化は大人にとってもストレスですので、7歳の子供にとっても大変なのでしょう。
最近、抱っこ、おんぶの要求が多いです。できるだけスキンシップをとり、カウンセラーマインドで、いっぱい話を聞いてあげたいと思います。
明日はどんな発見があるのかな?

2014年5月7日水曜日

職場復帰支援(3)

職場復帰支援について3回目の今回は、(独)障害者職業センターのリワークについて紹介します。障害者職業センターは47都道府県に地域センターがあります。

職業センターのリワークは大前提として、会社と主治医、ご本人が利用に同意しなければ参加できません。さらに、財源が雇用保険となるため、民間企業を休職中の方々がご利用の対象となります。
(したがって、公務員の方は対象とならないので、医療系リワークを利用することになります)
ですから、現在休職中の方で興味をお持ちの方はまず、上記の2点を確認してくださいね。

職業センターでは職業カウンセラーリワークアシスタントでリワーク支援を行います。アシスタントという名称ですが、実際にプログラムを運営したり、日々の気分を確認したり、日々関わるのは、リワークアシスタントになります。
職業センターに問い合わせを行うと、まず、職業カウンセラーが窓口となり、会社と復帰までのプロセスを話し合うことになります。復帰のコーディネートといった方がわかりやすいかもしれません。これまで、1人で会社とやりとりをしていた方にとってはこれだけでも心強いのではないでしょうか。コーディネート期間は2週間~1か月かかりますので、余裕をもって問い合わせをされることをお勧めします。

実施内容ですが、医療系リワークとそれほど違いはなく、集中力や持続力を高めるためにパソコン作業や事務作業を行ったり、コミュニケーションや認知行動療法の講習に参加したり、地域センターそれぞれに特色があります。ホームページで確認してみると、週間スケジュール等がアップされていると思います。
基本的に毎日実施していますが、参加日数は相談により決定します。ただし、標準期間が決まっていて3~4ヶ月の利用期間となります。こちらもあくまで標準期間ですので、会社やご本人と相談により決定します。
職業センターは公的機関なので無料で利用できますが、医療的ケアは行いません。

2014年5月6日火曜日

職場復帰支援(2)

沖縄は梅雨に入りましたね。次は鹿児島でしょうか・・・。これからの季節は桜島の火山灰も鹿児島市内の方へ流れてくるので大変です。

今日は医療系の職場復帰支援(リワーク)について書きます。
私の勤めている病院では週1回3時間の枠でリワーク支援を行っています。個人的には週1回では物足りないのですが・・・。

3時間の中でどんなことを行っているかというと、
①個別相談
体調の確認、復帰に対する意欲の確認、疑問に思っていることや不安に思っていることの個別相談を行います。3人~4人の集団でプログラムを行うのですが、この個別相談もとても大切です。受診歴は長いのですが、主治医に遠慮して言いたいことを言えていない方がとても多いので、個別相談によって明らかになることもたくさんあります。
短い診察時間に、主治医に何をどのように伝えたらよいのかわからない方がとても多いです。
②講習・グループミーティング
個別相談後、講習に移ります。講習プログラムの中で、うつ病や再発予防の学習、コミュニケーションの練習、認知行動療法を行います。グループミーティングを行うと、苦しいのは自分だけではないのだとお互いに共感しあえるようです。
③会社との調整、情報提供
復帰に向けて会社側に調整していただきたいことなども、ご希望があれば情報提供を行っています。
主に上記の3つが中心です。

医療系リワークは治療的側面が強いです。そのため、ゆっくりとご本人のペースで体調を整えることができます。また、病院内での実施となりますのですぐに診察が受けられるというメリットもあります。一方で、会社との調整という面では、職業センターのリワークに比べると弱いといえるでしょう。

職場復帰支援(3)では障害者職業センターのリワーク支援についてご紹介します。

2014年5月5日月曜日

癒し

今日は子供の日でしたね。
私には小学校1年生と幼稚園の甥っ子がいます。


ゴールデンウィーク中は甥っ子のペットであるハムスターを預かりお世話しています。名前は小次郎です。

ネズミと思っていましたが…かわいいです。言葉を話すわけでもなく、愛想をふりまくわけでもないのですが、単純にかわいいです。昼間はほとんど寝ていますが、時間を忘れてながめています。あくびをしたり、餌を食べているのを見るだけで笑ってしまいます。ただ、眺めているだけ、何にも考えない時間、本当に癒されます。
これがリラックス、気分転換なんですね。

以前、リワークに来ていた50代のクライエントが、「ハムスターを眺めることが気分転換です。かわいいんですよ」とニコニコしながら話して下さったのを思い出しました。






5月病対策

昨日は5月病の原因について書きました。
今日は5月病にみられる症状と予防について紹介します。

症状
*やる気がおきない
*体がだるい
*思考力、集中力の低下
*ネガティブ思考
*頭痛、腰痛
*食欲低下
などです。

では、予防対策について紹介します。
①会話でストレス解消を
同僚や同期、家族や友人などとのコミュニケーションの機会を大切に。悩みを話すことでストレス解消になります。食事も1人で食べる「孤食」はなるべく避け、リラックスできる時間を増やすことにつなげていきましょう。

②栄養バランスのとれた食事をこころがける
食事は一品で済ませるよりも、「主食・副菜・主菜」を組み合わせるよう意識しましょう。不規則な食生活、偏った食事内容は脳内の栄養不足を招き、とりわけ感情をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」が不足しがちです。セロトニンは動物性タンパク質に多く含まれる「トリプトファン」を原料に合成されます。
1人暮らしになると、ついコンビニのお弁当ですませてしまいがちなので注意しましょう。

③睡眠の質を高める
睡眠は疲労回復に重要な役割を果たします。睡眠の質を上げるために、「起床・就寝の生活リズムを整える」、「夕食は寝る2時間前まで、入浴は1時間前までに済ませる」、「寝る前にテレビやパソコンを見ない」などの生活習慣を身に付けましょう。

④休日の過ごし方
休日は自分の好きなことに時間を費やし、仕事のことは忘れましょう。体を動かすこともストレス解消法の1つです。ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動でも、感情をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」の分泌が促されます。
特に、適度な運動はこの時期、効果的です。

この時期は誰もが疲れを感じやすいので、1人で考え込まず、まわりの人に助けを求めつつ、上手に乗り切っていきましょう。

2014年5月4日日曜日

ゴールデンウィーク後半

ゴールデンウィークも後半に突入です。「後◯日で休みも終わり」とカウントダウンをはじめた人もいらっしゃるのではないでしょうか。実は私もその1人です。

さて、ゴールデンウィーク明けから話題になるのが5月病です。最近では、4月の研修が終わり、5月から本格的に仕事に従事するために、6月病とも呼ばれます。どちらにしても、環境の変化に伴う心身の負担、ストレスが主な原因です。これらは、一過性の症状であり、適度な休息などで改善されることがほとんどです。ただし、会社や仕事が苦痛に感じるなど、仕事に支障が出るような重症の場合は早めに医療機関を受診しましょう。
特別な事ではなく、誰もがかかりうる状態です。

5月病の原因
1.新しい環境についていけない
2.新しい人間関係をうまく築けない
3.思い描いていた理想と現実のギャップが埋められない
4.入社や入学がひとつのゴールとなってしまい、次の目標を失う

社会人だけでなく、学生さんにもあてはまります。
明日は早めの対処法について書きたいと思います。

2014年5月2日金曜日

職場復帰支援プログラム(1)

職場復帰支援プログラム(リワーク支援)をご存知ですか?
これは、うつ病などで会社を休んでいる方を対象に復帰のためのウォーミングアップを行う支援です。
どこでやっているかというと、精神科やメンタルクリニック、(独)障害者職業センターで行っています。病院と職業センターでは、利用条件が異なりますし、それぞれにメリットとデメリットがあります。
次回はそれぞれの特色をご紹介したいと思います。
興味がある方はリワーク支援で検索すると、お近くの施設が見つかると思います。

2014年5月1日木曜日

ご挨拶

今日から5月になりました。
ブログをはじめようと思います。
ちょうど1年前は産業カウンセラー講座に通いはじめ、慣れない環境にてんてこまいでした。
週1回の実習とはいえ、終わって家に帰ればグッタリしていたのを思い出します。今年も、資格取得を目指してがんばっていらっしゃる方が多いと思いますので、そんな方たちをこのブログで応援できたらなぁと考えています。
また、メンタルヘルスに関する情報も発信していきたいとおもいます。