2014年7月26日土曜日

柔軟に考える

私は、先日、車をぶつけてしまいました。
ぶつけた直後はぶつけてしまったショック、車の修理代、注意を怠った自分に対する後悔など、様々なネガティブな感情が沸き起こり立ち直れないくらいへこみました。みなさんはこんな時どのような感情が沸き起こりますか?
私はかなりへこんだんですが、友人の協力もあり、すぐに立ち直ることができました。友人は私の気持ちに共感を示してくれました。共感してもらえたこともあり、これくらいで済んでよかった、人をはねてしまうほどの事故にならなくてよかったと考えを変えることができました。そうすると、気を付けるようにと誰かが教えてくれたんだな・・・などと、後悔ではなく、これからのことに目を向けることができるようになり気持ちを切り替えることができました。このように、私たちは自分一人では切り替えられそうにないことも、人との会話の中で、共感されたり、見方や考え方を変えたりしながら、ストレス対処をしています。

さて、あなたは、ストレスをためやすい考え方をしていませんか?

ストレスがたまりやすい考え方に
白黒思考
べき思考
マイナス思考
などがあります。

うつ病の治療に認知行動療法というものがあるのをご存知でしょうか。ストレスを感じやすい方には共通した考え方の癖、物事のとらえ方に偏りがあるので、柔軟に考えられるように練習するのが認知行動療法です。

認知行動療法の基本的な考え方は「気持ちは考え方に影響される」です。
つまり、考え方を変えれば気持ちが変わるということなのです。

先の事例でいうと、もっと気を付けていれば・・・、修理代がもったいない、などという考え方によって後悔の気持ちが強くなりますが、これくらいで済んだ、人をひかずにすんだと考えると、よかったという気持ちがわいてきます。事実を踏まえて状況をとらえることが大切なのです。

もう一つ例を出しますが、コップに水が半分入っていたとします。水が半分しか入っていないと考えると焦ったり、不安になったりして、ストレスがかかってきます。まだ半分も残っていると考えると、安心したり、余裕が出てきたりしますね。このように、同じ状況であっても人によって考え方、とらえ方は異なるのです。

物事のとらえ方や見方を少し変えるだけで、ストレスは軽減します。とはいっても、急には変えることはできません。認知行動療法の手法を使って徐々に変えていきましょう。



 

2014年7月25日金曜日

産業カウンセラー講座体験⑦(DVD視聴課題)

産業カウンセラー講座も後半戦突入ですね。
試験についても少しずつ話題になってきているのではないでしょうか。
問題集を解き始めている話を聞いて焦っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私もそうでした。
でも、焦らなくても大丈夫です。
勉強の仕方は人それぞれです。早めに始めたほうが安心できる人もいるでしょう。自分の性格に合わせて取り組むのが一番です。あれもこれも始めてしまうと、結局すべてが中途半端になってしまうので、まずは目の前のことを一つずつ確実にクリアしていくことをお勧めします。試験勉強は10月過ぎてからでも大丈夫。この講座をしっかり終えられることを目標としましょう。

さて、今日はノーが言えないという悩みを抱えている男性のDVDを視聴して、カウンセリングのプロセスを考える課題に取り組みます。
このDVDは講座の最初に視聴しているのですが、2回目の今回はカウンセリングのプロセスに着目して視聴することが目的となります。
ですので、課題では①リレーションづくり②問題の把握③目標の設定④目標の達成~終結 についてカウンセラーのかかわりとあなたがクライエントについて感じたことをまとめていくことになります。

今回も少しだけ私の回答を紹介します。
①リレーションつくり
(COのかかわりについて)
CLのペースに合わせ、ゆっくりとした対応を行い、CLが安心して語れる場を提供している。カウンセリングの目的をしっかりと伝え、傾聴の姿勢でCLの話をじっくり聞いている。受容的なかかわり。
(CLに感じたこと)
2回目まではメモをもとに話し、緊張や不安がある。COの応答に対して言い換えたり、自信が持てない印象を受けた。3回目からはメモもなく自分の話したいことを話しており信頼関係が深まっている。安心感を得ている。

②問題の把握
(COのかかわりについて)
傾聴の姿勢は継続。CLの気づきや経験を批判することなく、急がずゆっくりかかわっている。受容的にかかわりつつ、COも自分の感じたことをCLの言葉を引用しながら伝えている。COも自己開示している。
(CLの抱える問題)
相手の思いや期待を優先して自分の気持ちを後回しにしてしまい嫌と言えない。また、自分の気持ちを伝えると嫌われたり、見捨てられてしまうと考えており、そうなることを恐れている。

③目標の設定
(COのかかわりについて)
肯定的なCOには嫌と言えるのはなぜなのか、一緒に考えたり、CLの変わりたいという気持ちを再確認したり、積極的なかかわりに変化している。目標設定では実生活の中で行えそうなことを具体的に考えたり、その結果を振り返りフォローし支持的にかかわっている。
(CLは何を目標としたか)
自分の気持ちを大切にする。親にノーと言ってみる。家の中で自分の考えを伝えたり自分で考えて行動する。

④目標の達成~終結
 (COのかかわりについて)
CLの気持ちを確認したり、実行が単発で終わってしまわないように支持的に応援するような態度をとっている。受容的なかかわりを続けながら、方向性を示しつつ肯定的な印象をフィードバックしている。

⑤DVDをみて感じたことを述べてください
緊張、不安、自信のなさそうなCLが、COの技法にのっとった丁寧なかかわりで自分自身の問題に気づき、自ら行動し、変化を実感できるまでになったことに対して感動した。・・・・・

以上、ごく一部を紹介しました。テキストのカウンセリングのプロセスをよく読みながら、課題に取り組んでくださいね。特に感想は自分の感じたことを素直に記載することが大切ですよ。
私は、実際はこんなにスムーズなのかというようなことを書いたところ、指導者の方から、「事例は実話でプロのカウンセラーはこんな感じです。目標にされるといいですよ」とコメントをいただきました。

2014年7月20日日曜日

曽我ドンの傘焼き


今日、「曽我ドンの傘焼き」という伝統行事が3年ぶりに鹿児島の甲突川河畔で開催されます。この写真は以前参加した時のものです。

「曽我ドンの傘焼き」って何と思う方もいらっしゃると思うので少し説明しますね。

川岸で写真のようにやぐらに組み上げた和傘を燃やす行事なのですが、この傘焼きは鎌倉時代に相模の国(今の神奈川県)の曽我十郎祐成(そがじゅうろうすけなり)と弟の五郎時致(ごろうときむね)が父親の仇を討つ際に、傘をタイマツの代わりに燃やしたという故事に由来します。鹿児島では江戸時代に、薩摩の郷中教育の一環で始まったとされています。「わが身をなげうって、親の仇を討った兄弟の孝行を武士道の見本として学ぼうと取り入れられた行事のようです。
また、傘焼きには本来別の意味もあったとされていて、もともとは「かさたき」と呼ばれ、風水害が起きないように兄弟の霊を鎮める火祭りだったとも言われています。(2014年7月20日 南日本新聞より抜粋)
この、曽我兄弟の仇討ちは軍記物語「曽我物語」などに書かれていて、浄瑠璃や歌舞伎の題材にもなっています。

鹿児島の三大行事(他に妙円寺参り、赤穂義臣伝輪読会)のひとつですが、開催を望む声が多く今年復活したようです。行事を受け継いでいくのはとても大変なことだと思いますが、次の世代へ引き継ぐためにも継続して実施することが必要なのでしょう。

今夜はどんな勇壮な姿を見せてくれるのかとても楽しみです。


下の写真は公開されている「蘇我ドンの傘焼き」ホームページの写真集から引用させていただきました。
興味のある方はこの写真集を検索してみてくださいね。もっとたくさん写真がありますので行事の様子がよくわかると思います。

2014年7月19日土曜日

対話分析Ⅲ

対話分析については3つ課題が出るのですが、今日は最後の課題「対話分析Ⅲ」についてご紹介します。

対話分析Ⅲは
健康管理室からの勧めでカウンセリングを始めた技術職主任の30代の男性の2回目の面接の内容です。手足の冷えやしびれが4、5年前からあるが、診察しても異常はなく、ストレスが原因ではないか、ストレスが原因だとすればストレスが何なのかを社内相談室の50代の女性カウンセラーに相談するというものです。

今回も前回同様、すべての回答は載せません。少しだけ紹介します。

(このカウンセラーの態度についてどう思うか?クライエントとカウンセラーの関係をどう思うか?)
2回目のカウンセリングであるためか、親しみ、馴れ馴れしい印象を受ける。年の差もあり母親のような接し方ともとれる。言葉遣いがCOとして適切ではない。・・・など

(C3、C10、C14であなたならどのような対応をするか?)
C3;忙しくないときにも症状が出ることで、一生治らないのではないかと心配になるのですね。
C10;嫌われたくない、怖いという気持ちから人と表面的にしか付き合えないと昔から感じていらっしゃるのですね
C14;会社を辞めて資格を取りたい、転職したいと思うほど今の状況に困っていらっしゃるのですね

(カウンセラーC5の応答をどのように考えるか。あなたならどのような応答をするか?)
応答について;CLは1人で責任のある仕事をやっているとは言っておらず、部長と直接やり取りがある仕事はせきにんがあるとCOの準拠枠で応答している
あなたの応答;部長さんに気を遣って参っているのですね。自分の性格が問題なのかもと思っていらっしゃるのですね。

(このクライエントはどんな問題を抱えているのか?)
人目が気になり、常に緊張状態にある。
仕事のストレスにより手足のしびれや冷えがあり、体に反応が出ている。
頼れる仲間がいない、孤独な状況。
現実から逃げたい気持ちになっている。  など

(あなたなら、この後どのような対応をするか?)
症状が続いており、ひどくなるようであればメンタルクリニックなどの受診を勧める。
カウンセリングをもう少し継続し、本人の考えやおもいを傾聴する。    など

いかがでしたか?
まずは自分でしっかり考えることが大切です。3回は読み込みましょう。また、グループワークの時には他の方の回答や指導者からのアドバイスなどはすべて書き込むようにしましょう。余白が真っ赤になるくらいの意気込みで!!

それでは、また。

2014年7月2日水曜日

3年ぶりの

ライブに行ってきました。
実は私は某アーティストの大ファンで、久しぶりにチケットが取れたので福岡まで行ってきました。

年々、チケット代が高価になり、入手も困難となりつつあるのですが、今回はセンターステージということでとても見ごたえのあるライブでした。

私にとってライブへの参加は気分転換、ストレス発散とやる気の源です。

皆さんはどのように気分転換してますか?やる気の源はなんですか?
夢中になれるものがいくつもあると、生活の充実感が増します。
もうすぐ夏休み、いろんなことにチャレンジしてみてくださいね。


 
某アーティストと書きましたが、みなさん、お分かりですね。