2014年5月28日水曜日

産業カウンセラー講座体験記⑤

2つ目の作文課題は「自分が知っている私(自己概念)」でした。
これは自己概念ジョハリの窓を考える課題です。
ジョハリの窓とは
自己への気付きが人間関係の発展に結び付くことを示しています。

具体的には、自分には
①自分が知っている私と知らない私
②他者が知っている私と知らない私
が存在するということを4つの窓(領域)で示しています。

その4つとは
ⅰ)開放領域:私と他者の両方が知っている私
他者に開放された公的な私のこと。この解放領域が大きいほど二者間のコミュニケーションは活発化します。自分らしく気楽にコミュニケーションがとれます。
ⅱ)隠蔽領域:自分は知っているが他者は知らない私
意図的に隠している私、他者に知らせる機会がなくて隠れている私的な私のこと。私的な私は自己開示によって他者に知らせることができます。自己開示は隠蔽領域を縮小し開放領域を拡大します
ⅲ)盲点領域:自分が知らないのに他者が知っている私
相手が知らせてくれなければ気付かない私のこと。他者からのフィードバックによって知ることができます。このフィードバックは盲点領域を縮小し開放領域を拡大します
ⅳ)未知領域:自分も他者も知らない私
誰にも気付かれていない私のこと。未知領域の私は発見によって知られるようになります。


(ウィキペディアより)

カウンセリングでクライエントは開放領域から徐々に話し出します。セッションを続ける中で信頼関係が築かれると隠蔽領域が語られ始めます。そして、プロセスが進むと盲点領域が語られるようになり、新たな自分をカウンセラーとともに発見するという流れになるのではないでしょうか。カウンセリングだけでなく、私たちがコミュニケーションをとる時、親密になる時にはその過程で開放領域を広げていることに気付くのではないでしょうか。

さて、課題に戻りますが、自分が知っている私(開放領域と隠蔽領域)の両方から自分について考え、作文にしてみましょう。私は素直に正直に葛藤しやすい性格であること等をまとめました。
日頃、語られることのなかった自分のことを書いてみてはどうでしょう。意外とすっきりするかもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿