今日は中期Ⅰの実習についてお話します。
中期になると各セッションの時間が長くなります。
面接時間10分→15分
振り返り8分→30分
長くなるということは、それだけより踏み込んだ振り返りを行うということです。この時期はクライエントの状況に応じて適切に技法が活用できる、自分の態度や聴き方の特徴に気付きその影響を考えることが目標となります。
カウンセラー役は技法を使うことだけに意識が向きがちですが、クライエントが伝えたかったことは何なのかを考えながら技法を活用していくことを練習することになります。
指導者は、初めから完璧にできることを求めてはいませんので、上手くいかなくてもいいので努力することが大切です。その上で、「こうやろうと思っていたが、〇〇に意識がいきすぎてうまくできなかった」「後から気になったので、クライエントに確認してみた」などと振り返ったことを発表すれば大丈夫です。
私は、注目されていることを意識してしまい、緊張して汗だくになりながら実習を行っていました。ですので。そこを素直に「周りを意識してしまいました。見られているからうまくやりたいという意識が働いた。ということに気付きました」と振り返りました。指導者の考えにもよるとは思いますが、そのことに対して「そういう自分に気付いたのですね」と応答していただきました。そういった応答の仕方を聴いてまた自分のカウンセリングに活かそうと勉強になりました。
今日の実習は1回限り、再現はできません。それは臨床に出ても同じことです。毎回自分を出しきってくださいね。
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