2014年5月6日火曜日

職場復帰支援(2)

沖縄は梅雨に入りましたね。次は鹿児島でしょうか・・・。これからの季節は桜島の火山灰も鹿児島市内の方へ流れてくるので大変です。

今日は医療系の職場復帰支援(リワーク)について書きます。
私の勤めている病院では週1回3時間の枠でリワーク支援を行っています。個人的には週1回では物足りないのですが・・・。

3時間の中でどんなことを行っているかというと、
①個別相談
体調の確認、復帰に対する意欲の確認、疑問に思っていることや不安に思っていることの個別相談を行います。3人~4人の集団でプログラムを行うのですが、この個別相談もとても大切です。受診歴は長いのですが、主治医に遠慮して言いたいことを言えていない方がとても多いので、個別相談によって明らかになることもたくさんあります。
短い診察時間に、主治医に何をどのように伝えたらよいのかわからない方がとても多いです。
②講習・グループミーティング
個別相談後、講習に移ります。講習プログラムの中で、うつ病や再発予防の学習、コミュニケーションの練習、認知行動療法を行います。グループミーティングを行うと、苦しいのは自分だけではないのだとお互いに共感しあえるようです。
③会社との調整、情報提供
復帰に向けて会社側に調整していただきたいことなども、ご希望があれば情報提供を行っています。
主に上記の3つが中心です。

医療系リワークは治療的側面が強いです。そのため、ゆっくりとご本人のペースで体調を整えることができます。また、病院内での実施となりますのですぐに診察が受けられるというメリットもあります。一方で、会社との調整という面では、職業センターのリワークに比べると弱いといえるでしょう。

職場復帰支援(3)では障害者職業センターのリワーク支援についてご紹介します。

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