2014年6月8日日曜日

産業カウンセラー講座体験記⑥(逐語記録)

面接実習中期Ⅱでは逐語記録という課題が出されます。
私は逐語記録という言葉はこの講座で初めて聞きました。皆さんはどうですか?

ざっくり簡単に言うと、面接内容を逐一記録するということです。
対話分析の課題と同じものを作るといえばわかりやすいでしょうか。
これが想像していた以上に大変でした。

各教室で逐語記録の説明の仕方は異なると思いますが、私が経験した中でお伝えできることを紹介していきたいと思います。

まず実施方法です
面接時間は25分
継続面接の2回目を録音して逐語をおこします。

2回目の面接までに内容をしっかり覚えておきたい、録音できるか試したいという理由であれば、初回面接も録音することができました。

私の教室は3日間で初回面接と2回目の面接を行うという計画でした。そのため、2回目までに1か月あいてしまったので、初回面接も録音させてもらいました。

録音はボイスレコーダーまたはスマートフォンを使用します。
(私はスマートフォンを使いました。とてもきれいに録音できました)

録音しながらの面接はお互いに緊張しますが、自然体で頑張って下さいね。

次に逐語のおこし方です
以前は25分間の内の10分程度を記録していたようなんですが、私が受講した講座では、課題提出用にはすべてを、事例検討用にその中の10分間を切り取るという2種類を作成しなければいけませんでした。

逐語はすべてを記録します。相づち、沈黙の時間、相手の表情など細かければ細かいほど良いです。
そのために、1つの短いやり取りでも10回くらい何度も何度も聞きなおしました。

逐語をおこして終わりではなく、おこし終わったら、今度は自分の応答について振り返ってコメントしていきます。

振り返りのポイントは、
①CO(番号):
どの技法を使用したか。
「~」というねらいで応答した、発言した、質問した、確認した

②結果に対してどう思うか・・・思うように応答できた、思うように応答できなかった、中途半端で終わってしまった、言葉じりが曖昧になってしまった

③反省点があれば・・・今なら「~」と言い変えたい

*良い、悪いに関係なく自分の応答に対してはすべてコメントしていきましょう。

実習中期Ⅱのねらいは
プロセスの理解
問題の見たて
自分のあり方を知る
の3点をしっかりおさえて、実習にのぞんで下さいね。

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